これは2012年大連在住時の出来事。1月の連休で予てより行きたいと思っていた黒竜江省ハルビン市の雪まつりを見に行きその後吉林省長春市で旧友との再会をすることに。
まずは仕事後に大連駅へ向かい夜行列車へ搭乗します。約12時間の夜行列車の旅。毎回同じなのですが夜行列車に乗る瞬間がたまらなくワクワクします。今回は節約のため寝台列車ではなく座席で夜を明かします。なれれば座ったままでも普通に寝れますね。ちょっと歴史を感じる古ぼけた車体もGOODです。

下の地図は徒歩の場合の距離ですが約1000キロと東京から北海道くらいの距離感です。黒竜江・吉林・遼寧で東北三省と呼ばれますがとてつもなく広大な土地であることが分かります。

2011年7月にもハルビンへは行っています。東北エリアと日本の関係も書いているので是非ご覧ください。https://noriotravel.tours/?p=1358 酷寒の地の夏も美しいのですがやはり冬の東北も好きなので雪まつりをメインに再びハルビン上陸です。左が現在の物で右が1909年ごろとされるもの。建て替えがされていますが駅のデザインは同じような形になっております。日本では満州鉄道や伊藤博文が暗殺された場所として記憶している方も多いかと思います。この辺の歴史はかなり複雑なので割愛しますが元々は東清鉄道と呼ばれ帝政ロシアと清朝の間で交わされた約束によって多くが作られています。その後の紆余曲折を経て満州国が運営することとなります。

という歴史的な出来事によってハルビンは日本人が入植する前は多くのロシア人が居住しておりましたのでロシア系の建築物が多いのは前回ブログでも申し上げましたが前回見れなかったソフィア大聖堂をまずは見に行きます。凄いの一言です。圧倒されます。写真がイマイチなので興味がある方は直接行ってみることをお勧めします。

メインストリートは前回ほとんど見ているので普通の住宅街とかを回ってみます。色々な人種と歴史と色々な思いとが混ざったストリート。僕は歴史学者でもなく当時を知らないので客観的な評価をすることはできませんのでノスタルジックな感傷に浸るのみです。

しかし意外と寒さを感じない。-30度を予想していたものの実際は-15度であったので寒いには違いないのですが思いのほか気温が高いのでそう感じたのかもしれません。
いよいよ雪まつりに行くことにします。ハルビンは札幌と同じような雪の彫刻と氷の彫刻の二つあってそれぞれ別の場所で開催されているのですが、それぞれで約4000円の入場料がかかってしまうので雪まつりのみを見ることにします。期待はあまりしていなかったのですが予想外の出来であったと思います。札幌にも匹敵するのではないでしょうか?もしかしてロシア人設計者が多いのかな?と思うほどロシアっぽい彫刻が多かったと思います。

肝心の食事ですが今回もやはりロシア料理にします。昔からロシア料理は大好物です。しかしミスりました。前回と同じサケのソテーを頼んでしまいました。本当はビーフストロガノフを注文したかったのですがうっかりしてました。サケも旨いからまぁいいっか。1901年創業の中国最古のロシア料理屋さんでした。

食後にたまたま知ったのですがハルビンと新潟は姉妹都市とのことで記念庭園を見に行ってみます。がしかしあまりにも普通過ぎたのでブログではスルーとします。
今回のブログはここまで。
次回は長春です。
ではでは!