これは2014年の出来事。前々回のブログhttps://noriotravel.tours/?p=2397でも少し書いておきましたが、金門島は国民党の拠点で共産党との内戦で激戦地となり何とか国民党が共産党より守り抜いて現在は台湾が管轄している島となっております。
というわけで今回は軍事関係の史跡を巡ります。
まずは翟山坑道です。小型船舶が40隻以上も停泊できるようで1960年代に作られました。割と新しくね?って思う人も多いかもしれませんが、中国大陸からの砲撃は1979年まで続いていました・・
因みにここに来る観光客のほとんどは大陸から来た中国人です。

最近まで現役だったこともあり少々重苦しい雰囲気が漂っています。中華民国として中国大陸を取り戻す!と当時の国民軍は意気込んでいたことでしょう。
お次は選挙演説の見物です!大陸側で選挙など行われませんので新鮮です。丁度県長、県議会、村議会の選挙のようでした。親大陸派の候補者もそれなりにいるので確かに地元に利益を出すという点では・・・・・

そしてお次は馬山観測所と金沙村です。

島内は自分の乗り物が無い場合はバスかタクシーです。まずはバスで金沙へ行きます。バス停には誰もいません。。。金沙鎮にも人影があまりありません・・一応商店街はあるのですがかなりさびれてしまっているような気がします。
そして馬山観測所です。金沙からバスで向かおうとしましたが一向に来ないのでタクシーで行きます。馬山も公共交通機関が中々ないので見物が終わったら運転手が迎えに来てくれることになりました。
馬山は金門本島から大陸まで一番近いところなので大陸の動きを観測するのが目的と写真右下の所には大量のスピーカーを配置して大陸側に中華民国が正しい!というメッセージを流し続けていました。
これは分断国家にはよくありますね。北朝鮮と南朝鮮もそうですね。

さあ夕方にもなりましたのでメインスポットに向かいます。再び金城中心部へ。
巨大な地下通路へ行きます。これは一人では行けないので無料ガイドが案内をしてくれます。地下通路なので写真が殆どありませんが、とてつもない広さです。戦時中の遺構もおおくありここで恐らく大陸側の砲撃を逃れていたと思われます。

金城中心部から町の外れに突然出てしまうのでワープをしてしまった感覚になります。
夕食はもちろん台湾の美味しいもの。牡蠣ソーメンは本当に絶品。スープに牡蠣の出汁が染み出ています。最高です。そぼろご飯も食べ収めです。大陸に戻ったら中々食べる機会が無いものですね。

金門観光は大体こんな感じでした。他にも見どころは多いのでここに来る場合は台湾の運転許可を取得して(日本の免許があればJAFで取得可能)レンタルバイクやレンタカーで島を隅々まで回るのがおすすめです。
帰りも来た時と同じように船でアモイに戻りアモイからは飛行機で広州まで戻りました。1時間のフライトです。飛行機は偉大ですね。
金門旅行編はここまでです。2014年の旅行もここまで。
次回からは2015年のお話がスタートです!
ではでは!お楽しみに!