これは2015年4月の出来事。福建省の北部へ行ってまいりました。以前訪問している閩南文化のアモイや客家文化の永定とは全く違う文化圏で言語も全く違う世界。
基本的に飛行機が嫌いなので今回は深センから新幹線で。

2015年時点で中国は全国に高速鉄道網が出来上がっていてどこへ行くにも時間さえ合えば高速鉄道でいくことも可能で、820キロの距離を約5時間で走り抜けます。位置的には台北の左上ですね。

福州市は福建省の省都です。政治の中心地で日本で言うところの県庁所在地で横浜みたいなもの。
大体こんな感じの所。
- 人口:842万人
- 主要民族:漢民族
- 言語:福州語(閩北語)
- 宋(約1000年ちょい前)の時代に大きく発展
- 名産品:紙の傘、櫛、彫刻画などの工芸品など
- GDP:167,510百万ドル(アルジェリアと同じくらい)
かなり大きな都市だということが分かりますがアモイに経済の中心の座をすっかり奪われてしまった状態です。
【Yahoo!トラベル】取り扱い施設数が約17000施設!!国内最大級宿泊予約サイト
福州は今後も日本帰国時のトランジットで度々使うことになるので何回も来ることに。
福州自体はそれほど観光するところは多くないのでちょっと旧市街に行ってみます。リノベーションがされてキレイに整備されたストリートになっておりました。悪くないですよね。

いわゆる観光地で色んな地元料理をつまみ食いすることができるので早速名物の鍋辺糊を食べてみます。薄く伸ばした小麦を窯で焼いてスープに落としこむ料理で他地域と違い唐辛子や油などは入っておらずあっさりとした味でオキアミとワカメの出汁も効いて味わい深い。

因みにこの旧市街は三坊七巷と言い福州で一番有名な観光スポットではないでしょうか。原型は晋朝のころからだそうで1700年以上の歴史を誇り、三坊七巷の名前の由来は3つの主要な建造物と7つの主要路地からなっております。巷=路地。
【Yahoo!トラベル】取り扱い施設数が約17000施設!!国内最大級宿泊予約サイト
文字通り路地が多く存在しており所々に中国テイストな茶店があるのでそこで中国茶を飲んでのんびりするのも悪くないと思います。(ただし結構高い)

町は普通の地方によくあるそこそこ大きな小都会と言ったところでしょうか。昔は男の町と言われて夜遊びする場所も多かったようですが、そのような雰囲気は特にありませんでした。

今回のお話はここまでです。次回は更に北上し浙江省との境目にあります霞浦へ行きます!
今まで中国で見たことがない不思議な世界が!
ではでは!
2件のコメント