これは2016年1月の出来事。何ともパッとしない南昌の旅を終えて南昌市からは120キロほど北上した九江市に位置している盧山へ南昌駅前からバスで向かいます。
九江は度数50度を超ええている白酒で有名な場所ですね。

盧山は山としては他の有名な山に比べると標高も1400mそこそこで見どころも少なく若干見劣りしてしまいます。ちなみに、多くの山が世界自然遺産なのに対して、盧山は世界文化遺産に認定をされていることから山の景勝というよりも歴史的価値を認定されての世界遺産です。

古代から多くの著名画家が盧山を描いたり、4000にも及ぶ盧山に関する詩が読まれていたりと、独特なポジションになっています。日本で有名な詩人だと李白がおりますね。
ちなみに紀元前126年に司馬遷が盧山に登ってから有名になり多くの画家や詩人が行くようになり文化的な価値が高まっていったとのこと。
したがって歴史的な意味を理解せず自然遺産だと勘違いをして盧山へ行ってしまうと中々のがっかり世界遺産スポットになってしまうので要注意です。凄い景色が見れるわけではありません。

(忘れちゃいました)

景勝地としても一応楽しむこともできます。数千年前はまだ氷河があったようで、小さな滝は氷河によって岩が削られてできたのだとか。確かに江西省の他地域にある氷河遺跡と岩の削れ方がそっくりです。

空気もよく昔の大物たちがここで過ごしていたということに思いを巡らせて山道を歩いていると。。。サルの大軍が出てきました。。。中国では気にせず野生動物にエサをあげてしまうのでサルがこっちに襲い掛かってくることもしばしば。

マナーは安全を守る意味でも非常に大事ですよね。
というわけで2016年一発目の旅も完了です
2016年はかなり色んな国へ行った年。
次回ブログはいよいよネパール編開始です!
ではでは!