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【中国旅行】片道1200キロの長距離バイク旅⑦帰路開始!極悪ロード150キロ挑戦

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これは2021年5月の出来事。貴州省の観光を終え帰路につきます。本拠地広東省広州市までは約1200キロの道のり。125ccバイクに再び頑張ってもらいます。


元々の計画ではチワン族自治区と広東省の境界の町梧州まで行きたかったのですが、色々トラブルもあり疲れてしまったので荔波から560キロ先の平南まで行きます。

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初めて計画変更を余儀なくされてしまったのですが、中々大変でした。往路と復路で道をルートを少し変えていたのですがこれが失敗でした。


まずは貴州省を離れ広西チワン族自治区の環江毛南族自治州に入ります。本シリーズの②でお話したように貴州省側は世界遺産もあるためか道が非常に整備されて走りやすかったのですが・・・・・

環江毛南族自治州に向かう約50キロの山道が全く舗装されていませんでした。これは予想外。しかも前日雨が降っていたようで泥濘まみれ・・30キロ巡行しかできないレベルで50キロ走るのに3時間近くかかってしまうという大誤算。


今回の予定には入れていなかったのでスルーでしたが、毛南族の村もいつか行ってみたいですね!環江の中心部は結構毛南族のシンボルのようなものが鎮座していました。迫力あります。


ほんの10キロ走っただけで顔が真っ黒になります・・・・

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環江を通過すると100キロほどは平坦な道が続きますが、柳州までの50キロがまたも全く舗装されていない死ぬほどアップダウンのある道でした・・・ぼちぼちバイクが心配になってきます。


柳州を通過すると一旦落ち着くのですが少し走れば泥の道で流石に心が折れかかります。20年以上バイクに乗っていますがここまでのダートを走るのは初めてです。オフロード車ならまだよかったのかもしれませんね。

日が暮れて夜も10時になったころ遂に山中でタイヤがバースト。太い鉄がタイヤを引き裂いてしまっていました。完全に走行不能です。


若干途方に暮れ始めたころに偶然近くを通った村人に近くにバイク屋無いかと聞くと1キロ先の村にあるとのこと。親切なことに店を閉めるな!と店側に電話連絡をしてくれました。


上の写真には写らなかったのですが山間部で、恐らく数百万匹の蛍が乱舞していました。これはバイクを止めないと全く気が付かなかったです。美しすぎました。

バイク屋の兄貴はメチャクチャ気のいい人でした。偶然にも同じサイズのタイヤもあり運が良かったです。感謝です。


目的地の平南までラスト100キロほど。ここから先は舗装された道なので楽に行けましたが疲労困憊ですね。目的地のホテルに着いた頃には夜中1時を回ってました。


昔のアフリカの大地をバイクで駆け回った加曾利さんは只者ではないと心底感じます。

今回はここまで。次回はいよいよ広州へ帰還です!ではでは!

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