これは2021年10月の出来事。素晴らしい自然の絶景を見た後はちょっと歴史的なものも見たくなり、有名な古墳と古い小型城壁都市と荒れ放題の石窟が残っている神木へ向かいます。
250キロ弱を北上していきます。

中国は市の中に県が多く所属しているという日本とは逆の行政単位になっていて神木も榆林市の中にある県のうちの一つ。人口は約57万人と中国としてはかなり小さな部類に入ります。

旧市街は本当に小さな城壁都市。西安のウン十分の一の規模感でしょう。観光地化していこうと努力の跡は見えますが観光客が来ることも無く生活感が漂っています。




個人的にはリノベーションされまくってBARや土産屋ばかりの城壁都市よりも静寂に包まれた昔のままの城壁都市の方が好きかもしれません。全く観光客がいませんが夜には美しくライトアップされていました。


そしてこの古い町の近くにある丘の上には無数の小型石窟群がありました。
残念ながら歴史の経過とともに風化してしまっており中にある仏像もほとんど残っておりませんでしたが、この地方ならではの丘陵に穴を掘って石窟にしたり住居にしたりといった様子がうかがえるのには満足です。




夕食は旧市街にもどり手作り麵です。半自動の製麺機が良い味出してますねぇ。コシが抜群で久しぶりに美味しい中国の麺だったですね。この地域のおじいちゃん一押しでした(笑)


お次は世界遺産に申請予定の石峁遺跡。古代にこの地域を治めていて強大な勢力を誇った豪族が作った町の遺跡だそうです。サングラス型カメラで撮ったので写真はピンボケしたこの二枚のみ・・・ですが実は滅茶苦茶広範囲に遺跡が広がっており見ごたえ抜群なのでおススメ観光スポットです!


大満足で神木の旅を終えることができました。文化系の遺産を見て歩くのも悪くないなーと思います。次回のブログは今回の長期旅行の最終章、榆林中心部の観光をします!
ではでは!