これは2021年10月の出来事。いよいよ今回の旅もラストステージに入ってきました。スタート地点でもあった榆林市内に戻ってきました。
前回ブログに書いたタイムスリップを堪能した神木からは100キロちょっと。

今回の旅は結構自分で車を運転している時間が長かったです。ここで疲れがどっと出てきていますが、もうひと踏ん張りだね。ちょっと復習で初回にも出した全体ルート図です。ヨーロッパであれば数か国跨いでしまってますね。中国はでかい。

神木から榆林までは国道をひたすら走っていくのですが一面草原地帯で中々美しく中国版ルート66の雰囲気が漂っています。


榆林は広大な国土を持ち多くの地方自治体がある中で、一人当たりのGDPは15位を誇っています。いわゆる地方都市で田舎なのですが大都市を凌ぐGDPを誇っているのは鉱山開発と火力発電が盛んだからではないかと思います。

したがって道楽野郎が他の町に比べて多いなとも感じました。町中はBMWをはじめとするビックバイクがうようよいます。市内の広場ではちょっとしたモーターショーがやっていたのが面白い。






物価や地価は大都市に比べて格段に安いので大都市を凌ぐ高収入を得てこの町で暮らしている人なんかはかなり幸福ではないのでしょうか。
一見観光するところが無いような中規模都市ですが万里の長城の一部分が町の北部を通っているとの情報を得たので30キロほど北上をしてみます。
鎮北台という名前の観光スポットでした。「台」とついているので万里の長城の中間地点にある哨戒所だったとのことです。駐屯地跡地もあったので昔の国防最前線ですね。


殆どの部分は既に風化してしまっており壁にしか見えませんが逆に歴史を感じさせます。多くの日本人が行く修復済みの北京近郊の長城とはわけが違います。


市内にも歴史の面影は結構残っていました。まずは時を知らせる鐘を鳴らす鐘楼。通常であれば中華風の東屋のようなデザインですが榆林は独特のデザイン。


また大通りから一歩入ると胡同(中国北方で見られる住宅密集地)も結構ありやはりここが中国北部であるなと実感がわいてきます。普通に人が住んでいるので数百年前から受け継がれているのかと。

そして陝西省最後の飯!ガッツリ食った後は湖南省までの飛行機です!道端に止めてあった幸福号。やっぱりかっこいいよな~。日本にも愛好家がいるぐらいだもんな。


湖南省長沙に到着!空港の一部航空博物館になっているのが素晴らしい。退屈しません。

長沙からは高速鉄道で本拠地広州まで戻りました。約650キロを2時間だから中々速いですね。
ちょっとした長旅でしたがメチャクチャ充実!次回の旅が楽しみです!
次回は週末日帰りバイクツーリングです!ではでは!