これは2004年の出来事。大学生の夏休みは長い。
バイトに勤しむのもよし遊び惚けるのも良し。勉強しまくるのもモチロン大切なことですね。
2004年は大学4年で最後の夏休みとなりました。
バイクのカスタム作品制作に毎日励んでおりましたが、いよいよ2回目の北海道ツーリング。
2003年の初北海道ツーリングで得た教訓(1,北海道は寒い。2,ガソリン注意)をもとに期待を込めて神奈川県を出発します!
愛車はバリバリいじったTW200です!
母親の実家が青森県なのでまずは2日かけて国道4号線をひたすら北上し弘前を目指す。

当時はまだデジカメを持っていなかったので写真がPCに全然残っていないのがちょっと残念でしたが、仙台で牛タンを食べたり松島の絶景を楽しんだりしていました。
仙台で一泊ですね。

北へ向かえば向かうほど町の雰囲気や植物などがちょっとだけ違ってくるので高速を使わずに国道をのんびり走っていくツーリングってかなり楽しいです。
さて予定では2日目の夕方には弘前の家に到着する予定でしたがどこかで道を間違えてしまい八甲田山に迷い込んでしまいました・・・・・既に22時を回ってしまっています。
流石に八甲田山から弘前の家までは2時間近くかかることから野宿できる場所を探します。寝袋持ってきて良かった~と思いしばらくバイクを走らせます・・・・
すると狭い山道の途中に自動販売機がある小さな駐車場がありました。
8月下旬の八甲田山山中は結構寒いのですが自販機がある駐車場だけは何故か寒さを感じなかったので駐車場へバイクを泊めて寝袋を広げます。
ちょっと一服するかという事で自販機で飲み物を買おうとすると・・・・・・
何の前触れも無く自販機の裏から割烹着?を着た年配の女性が自販機の裏から出てきました。
心臓が止まるかと思いましたが不思議と恐怖を感じることはありませんでした。
津軽弁?というか訛りの強い日本語で何か私に訴えてきます。
分かったのは「ここは君が滞在していい場所ではない。直ちに立ち去りなさい」と言うような内容でした。何言ってんだよと思いながら一瞬目線をそらすと年配の方はいなくなっていました・・・

恐怖と言うよりも何かモヤモヤした気持ちになっています。
気持ちが良いものでもないので立ち去って引き続き弘前を目指すことにします。
真っ暗な山道をバイクで走っていると大声で怒鳴っている男性の声のようなものが時々聞こえてきます。真っ暗な山道を走る孤独感と変な声が聞こえてしまったので急いで下山ルートを走ります。
何とか市街地を抜けて弘前まで到着しましたが何とも言えないモヤモヤした気持ちでしたので起きて待っていてくれた叔父や祖母にこの話をしてみましたところ・・・
八甲田山は霊山とも言われこのような現象は昔からある事と、1902年日本陸軍の雪中行軍遭難事件で199名の方が無くなった事故があったため時折軍人の霊が出るのだとか。

恐怖は不思議と感じませんでしたが突然登場し突然消えた老婆も謎ですね・・・・
と言うわけで祖母の家で数日間滞在し青森を楽しんだ後にいよいよ北海道へ出発です!
ではでは~