中華料理

【中国語学習】実は日本人が日常的に口にしている中国語シリーズ食べ物編②広東語編

投稿者:

前回ブログでお話をしていたラーメンですがこれは中国の北方言語(標準語)がルーツだったりします。いわゆる多くの日本人がご存じな「ニーハオ、シェシェ」とかですね。


中国には標準語(普通話・マンダリン)だけではなく無数の言語が存在しています。
僕のブログでもいくつかの言語が登場していますね、客家語でしたり福建語(閩南語)でしたりウイグル語だったり湖南・湖北・四川方言であったりね。

因みに筆者は中国語は標準語しか話せないです。広東語と客家語はほんの少しだけ分かりますが・・・

実は日本人が良く口にする中国語の多くは広東語だったりします。

恐らく日本に昔からいる多くの華僑のルーツが広東系だからではないかと思われます。
したがって日本に普及している中華料理も多くが広東系だったりします。
現在の横浜中華街は台湾系や四川系など多様化していますが昔は大半が広東系でした。

さぁいってみましょう!

  • ヤムチャ
  • シューマイ
  • ギョーザ
  • チャーシュー


ヤムチャ=飲茶

中華料理


まぁこの辺の飲茶系=広東系のメニューが今回の話の主となります。
他にもいろいろあるんですがこれらはすべて広東語なんですよね~

まずはヤムチャ=飲茶。広東語で飲むはヤムです。ヤムチャは点心を食べるというよりも点心を当てににしてお茶をゆっくり楽しむものです。また現地では早茶という事が多いです。
早と言うのは朝と言う意味で朝ゆっくり点心を楽しみながらお茶を楽しむものです。若い人は早起きが苦手なので朝の飲茶屋さんは年配の方が多いですね~

因みに中国標準語で飲むは喝(he)です。日本ではあまり知られてない単語ですよね。


シューマイ=焼売

中華料理


これも広東語です。ヤムチャの中でよく登場する点心のうちの一つですね。日本ではお弁当や冷凍食品の定番です。

シュー=焼なのですが、蒸し料理ですよね(笑)。
焼と言う文字を標準語で読むと(shaoシャオ)です。広東語とは少し感覚が違いますよね。
僕はレストランでオーダーするときは標準語でシャオマイと言っています。


ギョウザ=餃子

中華料理


これも広東語読みです。これ自体は中国全土にあるものなのですが、北方の読み方ではなくて広東語読みが日本で普及したようです。広東系華僑たちのおかげでしょうかね。

因みに標準語読みをするとjiao zi(ジャオズ)です。したがってドラゴンボールのチャオズは北方読みから転用したと思われますねぇ。今度話そうとは思いますがドラゴンボールは基本的にいは広東語ではなく標準語から転用したものが殆どです。


チャーシュー

中華料理


何故か日本では焼豚と書かれることが多いチャーシュー。
中国語(広東語)では叉焼と表記されます。日本のチャーシューは焼くというよりも煮込んだものが多いので厳密には「チャーシュー」ではなく正確には煮込みを指す「卤」が使われるべきなんて思ったりもしますね。

叉は刺すとかいう意味があるのですが、チャーシューを直訳すると刺して焼いた肉となります。
シューマイ欄でもありましたが焼=シューです。標準語ではシャオですね。

したがってチャーシューを標準語読みをするとチャーシャオです。これもイメージが結構違ってきていますよね。

広東に初めて来たときのレストランでこれらの単語が聞こえてきて意味を理解した時にはどことなく親しみを覚えてしまった記憶があります。

中国料理に関する豆知識や面白い話は山ほどあるのでこのブログでも少しずつ出していこうと思います!お楽しみに!

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です