前回に引き続き甘粛省のお話を進めていきます!前回は南部のチベット系住民が多く住んでいる夏河の特殊をさせて頂きました。
甘粛省の概要などはコチラの記事に載せておりますので是非ご覧ください。大まかに甘粛省がどんな所かをイメージしながら見ると具体的な内容も入ってきやすいかと思います。
今回は北部のお話を進めていきたいと思います。この辺りがおススメです!

甘粛省北部や中部も中々面白いシルクロード的なスポットが色々あります。例えば世界遺産の敦煌なんか世界中のガイドブックに載っているのではないかと思います。

敦煌などの紹介は他の方のブログやガイドブックに任せるとして、今回の記事は嘉峪関を紹介したいと思います。こちらも比較的有名かもしれませんが、個人的には超おススメ。
目指せ万里の長城の西端とグランドキャニオン!嘉峪関へ
嘉峪関への行き方は蘭州を起点にするとこんな感じです。
- 高速鉄道:4時間半~5時間
- 普通列車:7時間~9時間
おすすめは夜行列車ですね。ひと眠りして朝に嘉峪関へ到着する流れで砂漠を走り抜ける列車から見える朝日は格別です。旅の情緒を一番に感じ取ることができる移動手段ですね。
移動手段は旅の重要な要素でもありますので是非夜行列車を検討してみましょう。
砂漠地帯と岩山と大渓谷が郊外に広がっています。こちらも公共交通機関で行くのは困難なのでタクシーをチャーターして行きましょう。
観光地でもなく普通の沙漠を進んでいくと素晴らしい風景を堪能することができます。

嘉峪関の「関」ですが日本語とほぼ同じ意味で関所だったり古代の軍事拠点だったりを意味していることが多いです。したがって万里の長城の「関」と名の付く場所はいくつかあって東端は山海関ですね~。日中戦争時代に暗躍した関東軍は日本の関東地方ではなく、山海関の東が拠点だったので関東軍と呼ばれていました。
嘉峪関の長城の位置はこの辺。
嘉峪関は万里の長城の西端。当時の中国にとっても重要な場所だったことは間違いないですね。当時の様子が立派に再現されています。これがゲート。


郊外を見ていると長城と言うよりは壁が延々と続いているイメージ。時代と共に風化してしまっていますね。確かにこれだけ長いものを保存したり復元したりするのは難しいのでしょう。

もちろん近辺の一部区間は観光用に立派に復元されています。右上の写真はちょっと分かりにくいかな?




近くには映画村もありますので時間があれば寄ってみるのもいいかも。時代劇セットと周辺の沙漠がよりリアル感を増しています。




嘉峪関までくれば新疆ウイグル自治区までもほど近いので是非足を延ばしてみましょう!
また、甘粛省は他にも張掖,酒泉など魅力的な都市が満載です!非常におススメなので是非雄大な景色とシルクロードを存分に味わいましょう!
次回からは新シリーズでバックパッカーに大人気の雲南省のお話です。

ではでは~!