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人生で一度は絶対行くべき中国各省と自治区のスポット寧夏回族自治区編-イスラム世界

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このシリーズもいよいよ終盤に差し掛かってきました!僕のシリーズでは旅行中級者でも行きやすい穴場的なスポットで観光客が少ないにもかかわらず素晴らしい体験ができるスポットを紹介しています。


今回は〇〇省ではなく寧夏回族自治区です。中国には省に相当するいくつかの自治区があって日本でよく耳にするのは新疆ウイグル自治区、チベット自治区、内モンゴル自治区ですね。
他には筆者がいる広東省に隣接する広西チワン族自治区があります。

いずれも少数民族の名前が自治区名になっているだけあり多くの少数民族が住んでいる地域です。

寧夏はこの辺。甘粛省の右上で内モンゴルの下です。中国では北西地方に分類がされています。


なぜ寧夏回族自治区と呼ぶのかは簡単で回族が多くいるからです。
人口がかなり多い少数民族のうちの一つですね!だから自治区になっているのかも。



寧夏ってこんなところ

  • 人口:約728万
  • GDP:71,123百万ドル(ウルグアイと同じくらい)
  • 主要民族:回族、漢族など
  • 砂漠が多く乾燥がち
  • 主要観光地:寧夏王陵
  • 首府(自治区は省会ではなく首府という):銀川市

ちょっとここで回族について少しだけお話をしておきますね。

  • 人口約1000万もいる巨大少数民族集団
  • イスラム教を信仰
  • 見た目は漢人と大差ないが文化・風習には大きな差異
  • ムハンマドにちなんだ馬という姓を名乗る方が多い
  • 貿易でやってきたアラブ・ペルシャ人と婚姻をした在来の漢人が祖先と言われる
  • 「回」と言われるようになるのは清の時代から
  • 男性は頭に白いイスラム帽子をかぶっていることが多い
  • イスラムでもカディーム派、西道堂派、スーフィズム派、イフワーン派、サラフィーヤ派をそれぞれ進行しており互いの交流はあまり無い
  • 言語は独特の訛がある中国標準語を話す
  • ラーメン屋を経営している人も多い


中国の人口は14億人ほどと言われていますが中国に来ると気が付くこととして意外とイスラム文化に触れたりイスラム教徒の人に出くわすことが多いのは回族をはじめとしたイスラム教を信仰する少数民族が多く暮らしているからです。

寧夏は小さい自治区ながらも見どころは各地に散らばっておりシルクロードの雰囲気や黄河流域の絶景、砂漠などの大自然を存分に堪能できる自治区です。

その中でも寧夏ならではの面白スポットを数か所紹介したいと思います。


世界遺産を凌駕する岩絵群-賀蘭山岩画

岩絵自体は中国の一部地域には点在しており広西チワン族自治区の岩絵は世界遺産にも登録されているほどですが、寧夏の岩絵はそれよりも見応えがあります。


場所は銀川市内から40キロ弱とアクセスもしやすいです。
タクシー往復で約4000円ほどだと思います。

いつの時代にできたのかは資料がありませんが、中国の1500年前の歴史書にはすでに登場しているので少なくともそれよりもかなり前という事だけは分かります。
風景区はかなり広いのでじっくり時間をかけて散歩しましょう!色々なユニークな岩絵が向かい入れてくれます。


賀蘭山の近くには拜寺口双塔という仏教のダブルタワーがあるので是非見に行きましょう。
但し丘の上から見るだけで充分。中の寺院に入るとかなりお布施を強要されることがあります。



一大古墳群-西夏王陵

ここは当シリーズとはちょっと違っててかなりの定番観光地です。
シーズンには多くの観光客が来て込み合ってしまいますが折角来たので是非見に行ってみましょう!このエリアは色々な文明が育ったりした非常に興味深い文化が育っています。


市内のバスターミナルから王陵まで直通バスが出ているので便利です。

古墳群の中に入ることもできます。博物館も隣接されておりシルクロード時代の出土物など色々興味深いものがあります。


他にも有名な砂漠や万里の長城の西側など面白スポットがたくさんあるので是非皆さんも色々探検をしてみましょう!

寧夏編は以上です!次回のお話は魅惑のリゾートアイランド海南省
ではでは!

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