貴州省から広東省へ無事に帰ってきました。
中国は旧暦で新年を祝うので毎年新年の日にちが少しずれ2024年2月10日でした。
2月10日から1日2日3日・・・・と旧暦で15日(新暦で2月24日)まで数えていきます。
その15日が日本語でいう小正月で中国でいう元宵節(日本でもげんしょうせつ)と言います。
元宵節も旧正月と並び重要な日
中国ではかなり重要な日の位置づけで中国各地では爆竹を鳴らしたり花火を上げたり獅子舞や竜が出てきたり様々なイベントがあります。
中国南部では白玉を食べ北部では餃子や春餅(クレープのような生地で炒め物を巻いたもの)を食べて家族団らんをすることが多いです。
とまぁここまでは一般的でよくある小正月の過ごし方なのですが広東省佛山市ではかなり特殊な過ごし方をしているので紹介したいと思います。
広東屈指の都市・佛山市の面白祭り行通濟
ザックリ簡単にこのお祭りを言うと物凄い人数が集まってきて大量のレタスを投げまくる(笑)
スペインやポルトガルで行われるトマト祭りのイメージでしょうか?
レタスが宙を舞っているのが見えます。

もちろん色んな歴史的背景はありますが長くなるので簡単に書くと・・・祭りの名前は行通濟。いつの時代に始まったかは不明だが数百年の歴史を誇る伝統行事。
しかも上記の旧暦1/15ではなく1/16に行うというひねくれっぷり。

通濟橋という約400年前に建造された小さな橋の近くで行われます。
場所はこの辺り。
市街地にあるので地下鉄の同濟路駅から徒歩で行けます。
橋自体は公園内にある普通の橋です。

風習自体はかなり複雑なので割愛しますが基本的にはゲン担ぎでレタスを投げる人もいれば大事に持って帰る人もいます。
当日はとてつもない人出で身動きができないほど。小さな風車を持っていたり造花を持って歩きまわるのが特徴です。広東人はゲンを担いだり迷信や風水を信じる人が多いです。




子供たちも楽しそうにしているのでこの伝統行事も続いていってほしいですね!


そして極めつけはレタス投げ(笑)あー個人的には山盛りのレタスが勿体ない気もします・・・

凄い人出ですよね。




というわけで最近の旅行はここまでです!中国の日常生活などを中心にレポートをしつつ三月末に上海に行く予定があるのでまたレポートしたいと思います。
ではでは!