毎日勉強に事業運営に色々忙しい筆者ですが毎週日曜日はひたすら遊ぶという息抜きと脳みその整理をする日と決めています!
今回は本拠地にしている広東省広州市から東へ約250キロの海豊県に行ってきました!
海豊県は最近中国で美しいビーチがバズりまくっている汕尾市に所属している県です。
目次:
海豊県及び汕尾市の概要
場所はこの辺。面積は1782㎢なので日本の浜松よりも少し大きいくらい。
面積に対して人口は70人ちょっとなので密度は高くなく過ごしやすい町。
汕尾市は観光地も多く中国全土での知名度がありマリンスポーツやフォトジェニックなスポットが各地からの観光客を集めていますが海豊県は近代史と政治に興味がある一部の人間には知られている隠れたスポットとなっています。
★言語:潮汕語(スワトウ・潮州語)←広東語とは全く違う別の言語
★食習慣:潮汕菜(スワトウ・潮州料理)←広東料理とも違うあっさりめな料理で福建南部の閩南★料理や台湾料理と類似
★宗教:土着のシャーマニズム、キリスト、仏教、道教、媽祖信仰が混在
★主要観光地:ビーチ系(紅海湾、マングローブ林、海沿いの廃墟など)
文科系(ソビエト政権博物館及び周辺の町並みなど)
空港が無いので深圳や広州から高速鉄道で行くのが無難で1時間半ほどでつきます。
紅の町・海豊県探検
題名の通り県の中心部は共産党のシンボルカラーの紅で溢れかえっています。
町ごと紅く染まっているのが非常に印象深いというか圧巻です。
中国近代史にとって重要な町は中国各地にありますがここまで紅色なのはあまり見かけません。
なぜここまで紅色なのかというと・・・・
海豊県出身の共産党近代史の英雄彭拜という人物と大きな関係があります。
経緯を簡単にまとめると
し1927年に中国初のソビエト政権を海豊県で立ち上げ。
- 1917年に日本留学を経験した気合バキバキな彭拜という人物が共産党に入党
- 農民運動をおこす→国民党とバチバチにせめぎ合う
- その後1927年に中国初のソビエト政権を海豊県で立ち上げる
ソビエトというのは元々は協議会とか評議会という意味ですね。
子のソビエト政権は1928年に潰されるものの現代の共産党は彭拜を英雄視し現場であった海豊県に記念館及び博物館を立て歴史上重要な町という事で博物館の周辺の町並みは真っ赤になっており濃厚な革命の雰囲気が漂っています。
最大の見どころは紅宮広場。汕尾駅からは紅宮広場近くまで直通バスがでており45分ほど。
元々は孔子を祭る廟だったようでその後ソビエトの拠点として使用され現在はソビエト記念博物館です。
こちらは入り口。
中に入ると色々と貴重な資料が展示。
彭拜の銅像が中々威風堂々。英雄ですしね。
写真左上はソビエト病院跡です。
下の二枚は偉い人たちの格言集。ウイグル語?で書いた人もいるのが興味深い。
記念館を離れ下町を歩いてみるとこんな感じです。
下町感があってチュンリーが出てきそうな感じですね!スト2のチュンリーステージのモチーフがまさしく福建南部は潮汕エリアの町並みなんだと思います(中国北部の町並みとは違います)
中国では珍しいあっさり目の味わいが嬉しい潮汕系グルメ。
左は小米というもち米で包まれたジューシーなひき肉が美味しい。
右は菜茶といい広東東部各地でよく食べられる郷土料理。食欲減退の夏には最高です。
汕尾市街地散策と漁民が暮らす小さな島
メインは革命遺産の見物でしたが折角なので汕尾市の中心部と地図に載っていない小さな島へもわたってみました。
海豊県からは路線バスで40分ほど。
今回散策したのはこの辺で小さな島はその名の通り小島です。
市街地南部の海沿いにある道は潮風も気持ちよく市民の憩いの場になっているようでした。漁業も盛んで広州とは違い日常生活の中に割と海鮮が多く存在しているような感じです。
島に渡ります。
と言ってもまぁ30秒の船旅です(笑)
渡し舟は無料?でした。お金払ってないけど大丈夫だよね?
島は大したことが無い漁村なのですが観光客を誘致しようと少しずつリノベーションをしているようでしたが観光地として発展する要素はそれほどなさそう。
というわけで今回の弾丸旅行もここまで。一部始終を動画にしているのでこちらもどうぞ。
来月は中国で行われるU23野球ワールドカップもあるし10月は香港で5人制ベースボールのワールドカップも。今年ラスト数カ月もイベント盛りだくさん!お楽しみに!
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