海外で自動車を運転することに憧れる方も多いと思います。
現に筆者の周りでもアメリカや韓国、オーストラリアなどでレンタカーやレンタルバイクなどを借りて壮大な大地をドライブしている人が何人かいました。
これらの国々の共通点はジュネーブ条約に加盟しており条約の様式に則った国際免許証を発行しています。国際免許は日本の免許センターに行けば簡単に貰えます(要は日本の免許証を各国語に訳した冊子です)
中国は残念ながらジュネーブ条約には加盟していないため上記国際免許を使用することができません。。。。
しかし!外国人が中国で簡単に運転する方法はあります!
目次
現時点で想定できるのは以下2パターン
- 中国臨時運転許可証をもらう(短期滞在者向け)
- 中国で免許を取得する(長期滞在者向け。短期滞在者でも取得は可能)
筆者は長期滞在者なので自動車もバイクも正式に免許を取得しています。
今回は時々中国へ来る方もしくはちょっと旅行で車を運転したいなという方に取得方法を紹介したいと思います。
無試験で取得可能!臨時運転許可
各自治体ごとに多少手続き方法が異なっていますが基本的には窓口に資料を提出するだけでOKです。提出先ですが・・・・・一例ですが
国際空港の臨時免許窓口
→北京
北京首都空港T3一階窓口(中国語:车管服务站))
北京大興国際空港窓口。(中国語:车管服务站)
→深セン
深圳市宝安空港四階出発階窓口(中国語:公安办证中心)
→成都(成都双流国際空港T1到着階窓口(中国語:临时驾驶证许可服务点)
空港以外で申請をする方←多くの方が該当すると思われます
→各地運転免許センター(中国語:车管所)

必要書類
- 日本の運転免許証
- 背景が白の顔写真2枚
- パスポート&ビザもしくは永住許可証
- 日本の免許証の翻訳文+中国公証局の公証
- 健康診断証明(視力、身長、色彩認識、聴力等々)
- 中国の携帯番号(運転免許センターの予約ID取得で必要)
上記書類を用意の上現地の運転免許センター(车管所)の窓口に提出すればOK
3営業日ほどもしくはその場で発行してもらえます。
3営業日後の場合は宿泊先に郵送してもらうか引換券をもって3営業日後窓口へ取りに行きます。
地域によっては予約が必要で深センを例にとってみると・・・
運転免許センターHPへアクセス→ログインID取得→ネット予約の流れ。
他の自治体でも同じですがネット予約を行っていない地域もあるので直接窓口に上記書類を持って行ってしまいましょう。
ID取得はこちらのリンクから↓
https://gzh.szjj.sz.gov.cn/h5/#/userAgreement/other_people_regist
ザックリとした流れはこんな感じ。中国の携帯番号無い方は登録できないので予約なしで直接免許センターへ行っても受け付けてくれるようです。
ID登録にはちょっと時間がかかるので気長に待ちましょう(笑)

ID登録ができたらこちらの予約ページへ。
予約は漢字が読めれば簡単ですので割愛します。

この2つをそろえるのは少々面倒
①日本の免許証の翻訳文+中国公証局の公証
②健康診断証明(視力、身長、色彩認識、聴力等々)
①免許証の翻訳文も公証も公証局の翻訳科というところでできます。
〇〇公证处を百度で調べればたくさん出てきますので免許を申請する地域にある公证处を選びましょう。費用は300~500円ほど?だったと思います。
②健康診断証明は項目が色弱検査や聴力検査など決まった項目がありますが、基本大きな病院であれば免許証用検査というのがセットになっているので直接免許証健康診断と病院側に伝えればOKです。
もっと簡単な方法は基本運転免許センターの周りに免許用健康診断をやっている小さな診療所などがいくつもあるのでそこで受けるのがいいと思います。
中国語で「驾照体检(免許健康診断)」などど書いていると思うのでそれが目印になります。
無試験で運転許可が撮れてしまうのは最高です。
自分で運転できてしまえば行動範囲が圧倒的に広がり中国奥地にある秘境へ自力で行くのも夢ではないです。臨時運転許可はこんな感じです。

- 有効期間:3か月。3か月を超えて中国に滞在する人は1年まで延長可能
- 日本の免許証と中国語翻訳文も同時形態が必要
- 中国で過去に交通事故を引き起こした後に国外逃亡した人は申請不可
- 現在中国にいて正式免許を持っていたが取り消し処分になっているひとも申請不可
- 自動車+バイクの免許を持っていても普通自動車のみの許可が下りるとか(バイクもやってくれ!と強く依頼すれば行けるのかも?)
というわけで次回は正式な免許の取得方法について紹介したいと思います!
ではでは!