留学開始時よりかねてより計画していたシルクロードの旅中国西北+中央アジア。
旅のスペシャリストでもなんでもない僕にとっては約2ヵ月も未知の世界に飛び込むのは大冒険だ。
夏休み初日まずは西北に向けて北上せねばならないので広東から蘭州への33時間の長距離列車に飛び乗る。

広東から湖南省衡陽までの4時間は席無チケットだったので車両連結部分に身をひそめてじっと席が空くのを待つ。。。ひたすらガイドブックに目を通す。
中国の鉄道の連結部分は喫煙所になっててタバコOK喫煙者にはとてもありがたいw
経済発展している広東から北上していく列車の中は帰省していく出稼ぎの方で一杯。乗車率は200%を軽く超えてるね。

何とか席を確保できているけど。。。ぎゅうぎゅうですもうね。。悪くは言いたくないけどマナー最低ですわ。マジで・・・・・
汚
30時間も列車に揺られ。。。もみくしゃにされいろんな人に食べ物をもらってまぁ旅の出だしとしてはまずまずですね。そうこうしている間に蘭州到着。
蘭州は中国西北部に位置する甘肃省の中心。広東→ウイグル自治区はあまりにも遠いせいか直通列車がないのでひとまず甘肃省を小冒険です。
少数民族の回族(ドゥンガン)が多いここは知る人ぞ知る蘭州ラーメン発祥の地。
中国各地に蘭州ラーメンの店があるけど本場はここ。町中に牛骨スープの濃厚な香りが充満してます。
早速一杯。本当にウマイ。他地域でたべるものと全然違う。

因みに本場の蘭州ラーメンは五色が重要(透明=スープ、白=大根、赤=ラー油、緑=パクチー+ネギ、黄=麺)であとは面の太さも9種類くらいからありオーダー時に選ぶことが出来るのが本物の店でラーメン通の頼み方。
因みにラーメンのラーは中国語で拉と書き、引っ張るという意味です。
引き伸ばして作る麺は正にラーメン。日本のラーメンは厳密にはラーメンじゃないのかも(笑)
麺類のバリエーションはいろいろあって
こっちが涼麺。さっぱりしていわゆる冷やし中華?かな。日本の冷やし中華と全然別物。

蘭州はラーメンだけじゃなくってもともとシルクロードの宿場町だったんです。黄河文明の黄河も市内をながれています。黄河沿いにあるこんなオブジェもシルクロードの雰囲気満点ですね

第一次シルクロード探検の起点となった蘭州駅。次のステージ敦煌へもここから夜行列車で行きます。

ではでは~~次回は敦煌です。