中国 免許

週刊-中国の旅に便利ツールを使いこなす!⑨運転免許を取得するには~バイク免許編~

投稿者:

前回に引き続き中国の免許取得シリーズです!今回は前回の日本の免許の切り替えで日本のバイク免許の部分を中国免許に書き換えてくれなかった方もしくは日本でバイクに乗っていなかったけど中国でバイクデビューしたい!といった方向けのお話です。


バイクの免許についても連続3か月以上の滞在が求められるので居留証(就労ビザ)、配偶者ビザ、長期出張ビザ(Fビザ)を持っている方が対象になります。
他国のように1年間の居住ではないのでハードルは低めです。

筆者の経験をもとに広東省広州市を例に書いていきたいと思います。
バイクに関しては地方自治体によって結構取り扱いが違うようですが書類などは共通していると思うので参考にしていただければと思います。

目次

中国2輪免許区分

今回は中国免許区分のEについて紹介します。Dはすべての二輪系をカバーしていますが、自治体によって滅多に試験を実施しないことがあるのと地味に実技が難しいので二輪のEをお勧めします。

海外免許


ちなみに中国には一発免許しかありません

日本であれば国から認定されている教習所があってそこで実技試験までやってくれて学科試験だけ運転免許センターで行うのが主流だと思います。
一部のチャレンジャーや免許取り消しの憂き目にあった人が一発試験に行くというケースが殆どではないでしょうか?


中国では国の認定があり実技検定までやってくれる教習所というのはありません。
したがって全ての人が一発試験を受ける必要が出てきます。


バイク試験科目と流れ

  • 科目一・・・学科試験。交通安全法規が中心。45問で90点合格
  • 科目二・・・実技試験。スラローム、坂道発進など
  • 科目三・・・実技試験。一本橋、S字スロープなど
  • 科目四・・・学科試験。100問で90点合格

一見すると大変そうに見えます。
しかし!日程や地方自治体によりますが学科の科目一を合格したらそのまま科目二を受験できたりできることも多いようなので確認してみましょう!
実技農法は科目二と科目三を同時に受けることが殆どです。

しかし実技試験は結構いい加減・・・・

バイクデビューの方は練習されてから試験に臨んだ方が当然いいのですが日本で乗ってたよ!という方にとっては簡単すぎます。
試験監督が携帯いじってたりヘッドライトが付かなかったりウインカーが付かなかったりと・・・・限定解除免許試験なのに試験用車種は90cc~125ccの小型バイク(笑)


それなのに合格率は筆者の知る範囲だと3割程度(笑)
まぁろくに練習しないで試験に来る中国人デビュー組が多いからですね。
一つだけ注意が必要なのはスラロームの幅が狭くて当たってしまいやすいです。

必要書類

まずは必要書類を集めましょう。基本的には前回記事とあまり変わりません。
文字が小さくて申し訳ありません!拡大すると読みやすいかも。

海外免許


翻訳文&公証はこちらで入手します。

・翻訳課は越秀城市広場10階(10階エレベータから1番奥へ進んでいくと“翻译课”という目印があります
・東風中路と小北路の交差点そば。(時代地産中心の東風中路を挟んで向かい側。)
・地下鉄1号“农讲所”D出口より徒歩約15分
・パスポートのコピーを渡し必要事項を記入し別途支払いカウンターにて費用を支払ったのち、次の日に受取。
※氏名が繁体字と簡体字で異なる場合は必ず簡体字で翻訳文の作成を依頼すること。(繁体字の翻訳文では受験不可)


健康診断はこちら

免許センターの近くの健康診断所でもできますが公証処の近くにあるので翻訳を依頼しに行くついでのに受けてしまっても良いかも。

・1階受付にて運転免許身体検査(考驾驶证的体检)と伝えれば身体検査(体检中心)センターへ案内されます。
・検査内容は色覚、視力、身長体重で約30分ほど
・検査結果はその場で受取


免許試験申し込み先

外国人の免許取得支援をやっている業者も大都市であれば多くいるので代行業者(行政書士みたいな人たち)を利用しても良いかもしれません(4万円~5万円程度)


中国語力は多少必要かもしれませんが自分でやってもそれほど労力はかかりません。
ただし広州の場合は当時は直接運転免許センターに申し込むことはできず、教習所(ただ練習するだけのやつ)で取りまとめて申し込む形でした。
もし広東で受験を考えている場合は業者を紹介しますのでDMください。

上記①~⑦までの書類を上記教習所へ郵送するか持ち込み教習所からの試験日程の通知を待ちます。また、練習場を開放してバイクの練習をさせてくれるのでマメに担当者とは連絡を取っておきましょう。


バイク試験会場

学科試験も実技試験もこちらで行います。


学科試験の場合

  • 正門から入り直進し陸橋をわたり建物に入り右手方向にまっすぐ進み突き当りの階段を6階に上がると、試験会場。教習所より申し込みは終わっているので、名前を係員に伝え、案内される指定の席で受験を開始。係員に日本語での受験を希望すれば日本語での受験が可能。
  • ペーパーではなく、PC画面で試験を実施し、試験完了後係員に完了の旨を伝え退場
  • 2回目の学科試験の際は、中国免許保持者の方は、係員に現在所持している免許を渡してからの退場です。
  • 2回目試験時に郵政アプリに登録し、郵送か自分で取りに来るかを選ぶことができます。新しい免許の作成には1週間ほどかかりますが、作成完了後にSMSメッセージで携帯に通知がきます。通知受信後に試験場指定の窓口での受け取りを行います
  • 学科試験は2回に分けて(一日で2回やるケースも?)行われますが、会場と方法は同じ

実技試験の場合

  • 実技試験の会場は学科と同じく正門より入場後陸橋を渡らずに突き当りまで進みます(約800メートル)
  • 突き当り(前方に大きな池が見えます)を右に100メートルほど進むと竹藪が右手にみえたのち竹藪方向に坂を200メートルほど登ると左手側に試験場が見えてきます。
  • 目印はバイクが数台並んでいます。
    係員の方に安顺驾校からきて試験を受ける旨を伝えればOK

申し込み方法や必要書類などは変更になっているケースがあるのでご自身でも確認したり教習所に連絡する際に色々確認をしてみるとよいと思います!

試験自体は簡単なので是非挑戦してみましょう!
次回は中国免許のマメ知識と中国で運転する際の注意事項です。

ではでは!

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です