広東省 物価

中国ってどんな国?よく言われる中国像は実際どうなのか?④広東省大都市の物価感

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今回も実際の中国ってどうなのさ?って話です。
日本にも時々帰ってきていますが未だに中国が物価の安い国だと思っている人が大勢いるのでちょっと当ブログでも記事にしてみたいと思います。


大企業にいる方や製造業の方は既に中国は物価の安い国ではないぞ!というのは肌感覚で実感してきているのではないでしょうか
以前の記事でも書いたのですが海外の情報というのは日本に入ってくるまでに多少タイムラグがあるので最新情報では無い可能性があることに注意をする必要があります。

目次


中国の物価って?

今回は広東省の県庁所在地で大都会の広州市を例にとってみたいと思います。
因みに広州市は広東省で2番目の物価高だとは思いますが中国全体的に見た場合には結構安い部類に入ると思います。
(上海、北京、深セン、杭州などは広州よりもかなり高いです)中国内陸の大きな町、重慶、成都、長沙などは広州に近いイメージを思っていただければOK。

広東省 物価


因みに在中日系企業の話ではありません。
日系企業の話だけすると中国全体像が見えにくくなります。

まずは広州の2024年平均月収を見てみると・・・・
2024年5月2日のレートで人民元1:日本円21.4円
11300元=242,532円


勿論低所得者層は一定数いて10万円あれば楽しい生活は出来ないですがかなりギリギリ生きていくことは不可能ではないです。


広東省広州市の物価イメージ具体例

月収別のイメージ
22歳サラリーマン(都心の上場企業勤務)月収150,000円の場合。
・部屋は激安のボロアパートで家賃14,000円~
・部屋のサイズは少し都心から離れれば20~30㎡など場所による
・都心のルームシェアとかだともっと狭い
・たまに3000~4000円程度するこじゃれたレストランにも行ける
・普段は昼食夕食共に500円~1000円でやりくりだが基本激安の500円以下
(営業職だと弁当を会社に持っていく人は少ないです。)
・水道光熱費1000円~2000円
・携帯代2000円~4000円(人によって大きく変わる)
・結構切り詰めた生活で何とか貯金していくイメージ。
 (貯金せず金遣い粗いのも結構いるけど)

広東省 物価



大卒3~4年目中堅プレイヤー君(都心の上場企業営業職)
・基本給200,000円~300,000円
・コミッションやボーナスは人によってかなり変わる。
(僕の元部下なんかだと多めの月でコミッションが200,000円くらい)
・しっかりした人だと将来の為に貯金するので、
 基本生活スタイルはあまり変えない。
・貯金が100万円~200万円以上ある子も多い
・方や支出が30万オーバーでクレカ使いまくりな子も
・まだまだ切り詰めて生活する人が多め
・車を買ったり家を買ったりする人も出始める
(中国EVメーカーが多いかも)

大卒営業課長クラス(都心部上場企業)
・基本給400,000円~600,000円
・チームコミッションとチーム達成ボーナスが厚くなる
→取れている人は基本給+100,000円~200,000円以上
・人づきあいが増えるので支出増加傾向
・個人的な飲食で月間100,000円超える人もちらほら
・ランチがちょっと高級になって1000円~2000円に結構行く
・クビになるリスクが結構高くなる
・スーツなどが少しだけ高級になる
 30,000円~100,000円(一張羅)
・車は当然所有(テスラとか欧米メーカーが多めかも)
・普段の買い物も神経質でなくなる
・趣味へのお金も結構使う

広東省 物価



大卒営業部長クラス(都心部上場非上場企業)
・基本給600,000円~1,000,000円以上
・達成ボーナスがある場合は+数十万円
・しかし人づきあいが更に増えるので支出がかなり多い
・個人的な飲食で月間200,000円以上使う人間も結構いる
・結構いい車に乗っている(欧米系のSUVが人気かな?)
・結構欧米ブランドのアパレルが好きな人が多め
・買い物もあまり値段に神経質ではなくなる
・何故かジムで鍛えている人が多い
 →会費は普通ので3万円~4万円/年
  高級なのはもっと全然高い

役員クラスになるともっと良い生活している人は多いですね~
オーナー社長で100人規模で儲かっている会社の社長だともっといい生活をしているのかも。

因みにサラリーマンがよく食べるものは
・マクドナルドのセット500円~1000円
・普通のローカルランチ400円~800円
・ちょっと良いランチで1000円~2000円

20万円位だと楽な生活はできないです。貯蓄していくのであれば何とか40万円はキープしたいところですね。
中国は交通費と光熱費が日本よりも遥かに安いのがありがたいところです。
ブランド系の服などは日本よりも高いイメージ。
不動産は広州はまだ東京よりも安い気はしますが深センや上海では日本よりもかなり高いイメージで都心で家を変える人はかなりのケタ違いの裕福層。


最後に

中国が安かった時代は10年以上前に遡ることになってしまいますね。
いや20年前の話かな?
これだけ円安が進んでビザ条件も緩和してしまえば中国人が日本に大挙してきてしまうのも不思議ではないですよね!
因みにですが香港は東京よりも全然高くて気軽に行ける場所ではなくなってしまってます(涙)


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