福建 旅行

【中国旅行】閩南伝統建築とグルメ堪能の弾丸旅行!福建省南部の漳州へ週末トリップ

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普段は広東省にいる筆者ですが久しぶりに省を跨ぐ旅を堪能してきました!
広東省と福建省の境界に近い漳州という町が今回の目的地。


福建省は旧名称?で閩(min)と言いその閩の南部エリア一帯を閩南(以後ミンナンと表記します)と言います。漳州はここでミンナン地域は大まかに赤枠で囲ってあります。(右側にちょっと見えているのが台湾です。)

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目次:


漳州ってどんなとこ?

  • 福建省最南端の地方自治体
  • 中世時代の海のシルクロード一拠点
  • 唐の時代に作られた町
  • 明の時代の人口増加などで台湾に移り住む人が増加
  • 言語:ミンナン語、客家語(一部地域)
  • 人口:約500万(2023年末データ)
  • GDP:84,429百万ドル(リトアニアと同等)
  • 広東主要都市からは高速鉄道で3~4時間程度(飛行機の場合はアモイ空港へ)
  • アモイからは鉄道で30分ほど

ミンナン語は台湾でよく話される台湾語とほぼ同じです。
また、客家語も一部地域で話されますが広東や台湾の客家語とも少し違うとか。
筆者個人的には・・・ミンナン料理が美味しい!女子のミンナン語がカワ(・∀・)イイ!!・・です!

後述しますがこんな建築物もミンナン地区の特徴です。

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今回はレンタカーで市内からは離れた穴場スポットを巡ってきました。
レンタカーは今回も「一嗨租车」です。
中国レンタカーの利用方法はこちらをどうぞ→https://noriotravel.tours/2024/04/13/menkyo-5/


明の国防拠点 – 六鼇古城

漳州までは高速鉄道で行きました!
朝から頭痛があり体調は絶不調・・・列車内ではずっと寝ていたので写真無・・・
広州東駅から列車に乗るところで記憶が途切れています(笑)


レンタカー屋は駅敷地内にあり便利でした。駅舎は中々立派で美しい。


駅前は大きな広場になっておりキレイなレストランも数件。体調が万全ならブランチを食べてから出発でもよかったのですが・・・・


頭痛をこらえて気合で90キロ南下して六鼇古城到着。
半島の南端付近です。


古城はその名の通り古い町で城壁都市であることが多いです。
気合で猛暑の中進んで行きます。頭が割れそうです。
福建省や広東省の人は先祖信仰が強めで古い村には先祖を祭る大きな祠が建っていることが多い。


意識がもうろうとし始めたのでよくわからない写真を撮ってます(笑)
この後プロフェタミンを薬局で買って車で1時間ほど寝たら復活しました。


明の時代1388年に築城され漳州市に4つある海から国を守るためも重要な拠点になっていた都市との事です。この次に行く鎮海角横にある鎮海衛城も同じく当時の国防拠点でした。


漳州屈指の美しさを誇る鎮海角

ここも前述した六鼇古城と同じく明の時代にあった重要な国防拠点です。
日本の歴史教科書にも記載があったと思いますが当時は倭寇をはじめとする海賊も多くいたためガッツリ守りを固める必要があったようです。(因みに現在も軍事基地が近くにあるので重要さは現代でも変わらないようです)

グーグルマップに載っていませんが場所はこの辺り。ミンナン地方屈指の美しさで有名です。


頭痛から何とか復活しましたが昼食を逃しているので名物の四果湯を食べます。
まぁ色んな果物やナッツ、観点などが入った栄養満点なかき氷です。
個人的には・・・・・まぁ普通でした。。。


これで頭痛から完全復活。
車を置いて前に進んでいくと細い半島になってて灯台まで歩いて行けます。
夕暮れ時が中々いい。


この辺一帯は火山でできたようで砂浜ではなく溶岩で固まった黒い磯場になってて色んな生き物がいるようでそこで取れた海鮮を民宿で調理してもらうのが通な遊び方。
半島の海岸線も美しい。


灯台は映えスポットのようで女子高生コスプレ女子や若い子が必死で写真を撮ってました。

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中国あるある謎モニュメント・・・・


漳州中心地の見どころ-漳州古城

中心地にも見どころは十分にあります。今回は体調不良もあって全部見れていませんが観光客向けの面白スポットの一つが漳州古城です。
古城は少し大きめな古い町で京都のように市街地中心部にも古い町並みが残ってます。

こちらは郊外と違ってかなり観光開発されていますが昔海のシルクロードの拠点だった時代を彷彿とさせるほどの賑わいを見せています。
現代台湾文化の源流なので町のにおいや町並み、聞こえてくる言語は台湾とほぼ同じです。


古城北門近くに夜市も出ているので食べ歩きもOKです。
町も良い雰囲気が出ています。


観光客向けですが食堂も結構出ているので食事も便利。
ミンナンを代表する沙茶麺と肉チマキを食します。沙茶は広東東部~ミンナン地方で良く使用されるピーナッツ、オキアミ、醤油、玉ねぎ等を使用して作られた東南アジアが起源とされる茶色ががった調味料です。


引き続き町ブラ。いい感じです。


福建らしいウーロン茶ソフトクリームは極上モノでした。
ウーロン茶の香ばしさとミルクの濃厚さがちょうどよく混ざり合います。


郊外に佇む伝統建築群 – 埭美古民居群

個人的には今回の旅行で一番良かったと感じるミンナン風味が一番濃厚なスポットです。
市街地からはかなり離れていますが観光客も少なく静かな村落で村人も親切で建築物の保存状態も完璧です。

場所はグーグルに載っていないので大体の位置になります。


市内から路線バスで行くこともできますが本数が少ないのでタクシーがおススメです。
多く見積もっても1,200円ほどだと思います。
赤みががった瓦と白い壁、とんがった屋根が特徴です。


そして門のところに八掛があったりするのが信心深いというかちょっと迷信じみたミンナン地方の方々の特徴を表しています。巨大な樹木も歴史を感じさせます。因みに500年前から村が存在しているようです。


実に素敵な村落です。全て同じデザインで統一されています。
村人のおじいちゃんにオクラを乾燥させて作ったお茶を飲ませていただき昼寝までさせてもらって体力回復できました。政治や歴史などについても色々お話ができ有意義な体験。


広東省へ戻ります。高速鉄道で約4時間。
前半は体調不良でグダグダでしたが中々素晴らしい週末トリップになりました!
次回記事もお楽しみに!

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