タジキスタン首都ドゥシャンベの滞在は1日半と短いものになってしまいましたが筆者の旅のスタイルは観光地や建築物を見るよりも移動そのものを楽しむところにあります。

地図を見ての通りウズベキスタンとの国境にかなり近い街です。
人口も3万人ちょっとと小さくどのかな町です。

地図を見ると何となくわかると思いますがかなり曲がりくねった峠道!
タジキスタンは山岳国家なので離れた町に行く場合は山脈を超えていくこともしばしば。
目次:
絶景国道!ドゥシャンベ~ペンジケントへの道のり
まずは朝食。ラマダン中ですがロシア式のスタローヴァヤ(出来合い料理を指さしでとるやつ、昔の大戸屋のイメージ)が開いていました。食事はもちろんロシア料理で大好物です。
牛肉の煮込みとポテト+羊のチーズハンバーグ+ミルクライスと朝からガッツリ。
ラマダン中の為移動中の昼間は恐らく食事にありつけないことを想定します。


タジキスタンは鉄道網や長距離バスがあまり多くない代わりに乗り合いタクシーで移動することが多いうえ非常に便利です。市の中心部から北へ10キロほどのところに乗り合いタクシー乗り場があります。そこまでは普通のタクシーで向かいましょう(約500円ほど)
英語は通じにくいのでチョルボクという町の名前とアフトバグザル(ターミナル)と伝え更にペンジケントに行くんだ!とまで言えば乗り場まで連れて行ってくれ更に乗り合いタクシーも探してくれると思います(笑)
乗り合いなので普通乗用車であれば4人乗客がそろい次第出発。
車で5分くらいでチョルボクの町を出てしまいます。
するとそこに広がるのは絶景です!ここから約150キロほどこの絶景を堪能することになります。
高度によって雪があるエリアと岩山のようなエリアとで結構分かれます。
森林のようになっているエリアもありました。




運転手もほかの乗客も敬虔なムスリムなので当然昼食は無しでした(笑)
美しい丘陵地帯とソグド人の遺跡
約5時間後にペンジケントに到着。
町はこの一番賑わっている市場を中心に東西に人がっているイメージです。
因みに後述するセブンレイクに行くための乗合タクシーも市場裏の乗合タクシーターミナルにいます。


ソグド人の遺跡(ペンジケント遺跡)は町の南側の丘の上。
街中からは徒歩で15分~20分くらいです。基本市場横の通りを真っすぐ南下でOKです。
この近辺の住宅街もそれぞれの邸宅が中々大きく豪華に感じます。


タジキスタンの旅行ガイドや各ブログで度々登場するソグド人ですが簡単にまとめると・・・
ペルシャ文明の凄さを筆者は知っている分なんだかペルシャ系の人って凄すぎるなと感じます。
- 中央アジアのソグディアナ地方に住んだイラン系民族
現在のウズベキスタン・タジキスタン周辺(サマルカンド・ブハラ付近)に住んでいたイラン系民族。 - シルクロード最大の商人ネットワークを持った民族
6~8世紀頃、ユーラシア各地に商業拠点を作り、東は中国の長安、西はペルシャ・地中海まで交易を広げた。 - 文化の運び屋(宗教・音楽・舞踊など)
ゾロアスター教、マニ教、仏教などをシルクロードに広めた。 - イスラム化で民族としては徐々に消滅
8世紀のイスラム勢力拡大後、ソグド人はペルシャ化・トルコ化し、現在は主にタジク人などに吸収されたと考えられている。
ソグド人は日本にも影響を与えたと言われていて
- 正倉院宝物にソグド系文化が残る
奈良の正倉院には、ペルシャ・中央アジア系のガラス器、織物、装飾品が多く保存されており、これらの多くがソグド商人の交易ネットワークを通じて日本に伝わったと考えられています。 - 舞楽・音楽に中央アジア文化の影響
日本の宮廷音楽である雅楽には中央アジア系音楽が含まれています。特に胡旋舞など唐代の西域舞踊はソグド人が広めた文化とされ、日本の舞楽にも影響を与えました。 - 日本に来た可能性のあるソグド系人物
唐に住んでいた西域商人や職人が遣唐使とともに来日した可能性が指摘されています。
完全な証拠は少ないものの、日本にいた「西域人」の中にはソグド系の人々がいたと考える研究者もいます。
歴史的に見るとシルクロードの文化の流れはペルシャ → ソグド → 唐 → 日本というルートで伝わりったと考えられ。奈良時代の日本は、ユーラシア文明の東端の交差点だったと言えます。
中々にロマンのある話ですね!奈良に行くことがあればぜひ正倉院に行ってみたいです。
遺跡は結構高い位置にあるので動きやすい靴と格好で行きましょう。
雄大な草原?と街を一望できるのが気持ちいい。


遺跡は丘の東側に集中しているのでYANDEXなどの地図アプリで衛星写真を見ながら探すと見つけやすいと思います。
遺跡そのものは風化してしまっており、何がどうなっていたかを判別するのが難しいです。
そこは予備知識をフル活用してイマジネーションしながら見物をしましょう。




ラマダンに則って昼は飲まず食わずなので夜はガッツリめで。
定番のラグマン~プロフ、、、炭水化物パーティですw




レストランはこちら、タジキ風のメニューが揃ってて地元民に大人気の店はこの辺りです。大きな店で地元民で賑わっているのですぐに分かると思います。
気軽に冒険気分が味わえるセブンレイクス
ペンジケントの最大の観光地でウズベキスタン側からも日帰りツアーが出ているほど知名度もあるセブンレイクスですが、観光開発は全くされておらず公共交通機関ではいけません。
筆者は上記市場裏の乗合タクシースポットで値段交渉をしてセブンレイクスそばの村に住んでいるオジサンとの乗合いで行きます。
また、セブンレイクス見学後はそのままウズベキスタンとの国境へ送ってもらうようにお願いをして、一人約7500円ほどでした。
他の人のブログだとチャーターをして70ドル~80ドルと書いてあるのを結構見かけたのでかなり得をしたのかなと感じています。
ペンジケント市街地からはかなり離れています。片道1時間半~ほどかなと。
道はほとんど舗装されていないので乗り物酔いしやすい人は要注意。
山奥の僻地まででこぼこ道に耐えていくとそこには絶景が!

セブンレイクスなのでその名の通り湖は7つ!その中でも気に入っている写真をここで皆様にお見せしたいなと思います!恐らくですが雪解け水が山で濾過されているので水の透明感は抜群!




こんな辺境の地で過酷な環境ですが村が点在しています。
いや、ここは桃源郷なのかもしれない。



そして再びウズベキスタンへ
セブンレイクスをみてそのままタジキスタンとはお別れをすることになります。
もう少し色々見て回りたかったのが本音ですが時間は有限ですので。。。。
タジクーウズベクの国境は町から西へ約20キロほどでタクシーで30分程度。
筆者はセブンレイクに行った後にそのまま運転手に連れて行ってもらいました。
久々に見る陸路の簡素なボーダーです。
国境通過自体は至って簡単で何の質問も無く結構なザルでした。

この国境を通過する人の殆どがウズベキスタンのサマルカンドへ行くと思います。
国境を通過するとサマルカンド行の乗合タクシーが大量にいるので交渉してみましょう。
筆者はレギスタン広場近くのホテルを取っており、ボーダーから約1時間程度でホテル前まで送ってもらいました。距離にして約30キロほどです。
途中ウズベクカラーの列車に遭遇してウズベキスタンに入国した実感がわきました!
今回のお話はここまで。動画も是非ご覧ください!
次回は中央アジア最大の観光地サマルカンドです!お楽しみに!