列車の時刻が来ました。ホームでガイドに別れを告げる。数日一緒にいたので友情が芽生えているので分かれるのが惜しいのは確かなんですが北朝鮮に住みたいとは思わないので中国へ向かう。

相変わらず7時間かかる50キロしか出ない列車でのんびりと中国へ向かう。もちろん変な言動をしてしまうと北朝鮮を出国できなくなってしまうので細心の注意を払います。と言っても政治や金一家の悪口を言わなければ良いのでそこまで緊張感があるものではありません。
食堂車で食事がでました。旅行代金に含まれていたようです。思いのほか豪華な食事でした。

国境へ到着するとまずは北朝鮮を出国する手続きのために車両に北朝鮮の軍人さんが乗ってきてパスポートを預かる。車内には何とも言えない緊張感が走ります。どこの国も陸路での国境通過は若干の緊張感がありますよね。

今回北朝鮮を出国する外国人は合計で30人ほどだったかな?今回は出国禁止になった人はいなかったようでした。僕が出国した約一ヶ月後にアメリカ系コリアンが出国禁止になって収容所に送られたようです。。。
因みに行きと帰りでほぼ同じメンバーだったのですが僕以外はヤンカクドホテルに宿泊だったので夜も一緒に飲んだりしていたそうです。ピョンヤン到着からみんな一緒にヤンカクドだったそうです。
なので一人僕はピョンヤン市内の高麗ホテルだったのでヤンカクドに向かうバスの中で僕の姿がなかったのと数日間僕を見かけることが無かったのでみんな心配していたようです(笑)
無事に皆さん中国へ入国。やっと自由だー!いえーい!とみんなで盛り上がります。(中国は自由行動できるとは言え言論の自由はありませんよ(笑))
妙な緊張感があるせいか車内では外国人で結構な団結感がありました。いろんな人と連絡先を交換して再会を誓ってそれぞれの場所へ散って行きます。
中国入国後は河の向こう側に見える北朝鮮に思いを馳せながら北朝鮮で知り合った台湾の子達と丹東市内でまったりと飲んでいました。ホントに思い出深い旅になりました。
ところで今回かかった費用ですが北朝鮮は自由旅行ができないのでビザ代金、宿泊費、ガイド費用を前もって一括で旅行会社に払う必要があります。僕の場合は丹東にある北朝鮮専門の旅行会社へ依頼をしておりました。

費用は国籍によって結構変わります。現地で買い物をしなければこれ以上かかることは基本ありません。しかしお金をたくさん持っていけばピョンヤンで色々な夜遊びをすることができますが、私は財布にお金を入れるのを忘れてしまったので夜は至って健全に過ごしていました(笑)
日本人=上記費用コミコミで8000元(1元18円くらい-2022年の最新レート)
アメリカ人=上記費用コミコミで12000元
台湾人と香港人=6000元
中国人=3000元
これらの費用は中国の旅行会社に中国でお願いをした場合です。
日本で申し込む場合は日本で北朝鮮を取り扱っている旅行会社に申し込むことになりますが確か30万~40万円位かかってしまいます。なので中国に住んでいる人はお得に北朝鮮へ行けるということになりますのでもし中国へお住まいということであればどんどん北朝鮮へ行っちゃいましょう。
私が広東省へ戻った来たあとに日本商工会などでも噂が広まり、いろんな人へ北朝鮮への行き方をレクチャーし、数人は僕のあとに続いて行きました。
僕が行った国の中ではある意味ダントツで安全だったと思います。ガイドが常についてくるのと自分でフラフラ歩いて危ない場所へ行ってしまうことが無いからです。
街も思いのほか清潔なので快適な旅行になるかと思います。

もし興味がある方は是非私までコメントやご連絡をください。
大連で旧友に会って北京を経由して広東省へ戻ります。
ではでは!