これは2017年10月の出来事。UAEをいったん離れクウェートへ行って参ります。
クウェートは日本人であればアライバルビザで行けます。
しかしながら事前にどこかの大使館でビザを取得してから行くことおすすめします。
ドバイからは飛行機で1時間半弱。

ドバイからはLCC湾岸航空で往復5000円ほどの破格でした。と思ってしまうほど機内設備は充実していましたがモニターがアラビア語のみ・・・・

到着後小さなビザセンターへ行って申請書を書けばアライバルビザをくれるという至って簡単な話ではありますが、ここは中東。旧ソ連の国達と同じように中々業務効率が悪い。官憲が怠け者で窓口に来ている人の気持ちを考えていないです。。。。
アライバルビザ申請者は10人も居なかったと思いますが結局1時間も待たされていました。
まぁ外は50度近くあるので空港で涼んでいるのが身のためのような気もします。

なぜクウェートへ行こうかと思ったかというと、ドバイから航空券が一番安くビザも簡単で過去に湾岸戦争の舞台にもなっているので一度見たかったというのがあります。
- 一人当たりGDP:28,665USD(世界39位、日本は28位)
- 湾岸戦争の舞台で一時期はイラクに併合される
- 物価が結構高い。スタバのアイスティー(小)が1000円以上もする(中国500円、日本390円)。
- 普通のローカル食堂の定食で1000円以上、吉野家牛丼390円、中国500円
- アラビア語を勉強したい外国人は無料でクウェートに留学ができ家賃と小遣いはクウェートが支給
- 町中で労働をしている人や安い食堂は高確率でパキスタン人。
まーこれだけの物価で一人当たりGDPが日本より低いのは中々考えにくい・・・
ちなみにタクシーは産油国の為か結構安かったです。
町中で労働をしている人や安い食堂は高確率でパキスタン人。
バングラディッシュと同じく他の観光客に出くわすことは全くありませんでした。
まーったく観光地化されていないです(笑)
まずはクウェートのシンボルともいえる給水塔です。。午前10時気温45度。死ねる。マジで。
給水塔を背にして振り返ると高層ビル群が見えてきます。
お金持ちな国なのでこれからどんどん栄えるでしょうね~ドバイ投資が主流だけどクウェートを検討してみても良いのかもしれません。

そして給水塔の横がペルシャ湾海岸、水は思いのほか綺麗で釣りをしているオジサンたちで結構賑わっていました。5年前には海岸の向こう側(イラン側)にいたともうと中々感慨深い。

うーん。一部を除いてアラブっぽい雰囲気はありません。。。。まぁ戦争の舞台にもなっているし古いものは破壊されてしまっているのかもしれません。
強いて言えば路地裏やモスクやちょっとした記念公園程度です。。。。ただUAEよりは地元民(アラブ人)と話す機会は多い気がします。また、クウェートのアラブ人はUAEの方々よりも圧倒的に親切かなと。イスラムの教えを大切にしているからでしょう。(旅人に親切にするという教えがあるようです。

市内中心部を歩いていると高層ビル群が立ち並ぶ普通の都会。アゼルバイジャンもそうでしたが石油マネーで国を発展させようとする意図が感じて取れます。
目標はドバイやカタールだそうです。

ダウンタウンに行くと中東でよく見かけるスーク(バザール)があって中東っぽさを感じる瞬間はそこそこあったと思います。しかしながら労働しているのは多くがフィリピン人とパキスタン人。
オイルマネーにおぼれて働くことを忘れた湾岸系アラブ人の将来が明るいとはとても思えない・・・
金融都市として成功しているドバイは中々賢かったのかも。

てかこの壁の絵が一番アラブを感じたわ(笑)

食事はタッシュリーブスという湾岸ではそこそこ有名なアラブ飯。量がおかしい。普通の日本人なら3人で食べてちょうどいいくらい。内容もでかい羊肉と大量の米と大量のナン。マジで狂ってやがる。全部食いましたが流石にヤバかった。
煮込んだ羊の下にも大量のナン。栄養バランスどうなってやがる・・・

湾岸アラブの旅も終盤戦。飛行機でドバイに戻りフィリピンを経由して広東省の広州へ戻りました。
クウェート上空の夜景も中々です。

意外なほどアラブっぽさを体験する機会は少なかったです。やはり湾岸でアラブを味わうならばサウジアラビアとかイエメンとかに行った方がよさそうですね。
いつか行ってみたいと思います。
次回の旅は・・・・超絶マイナー世界遺産、広西チワン族自治区の崇左です!
お楽しみに!