これは2021年9月の出来事。古都・台州を離れ次の目的地に向かって更に北上をしていきます。紹興は日本人の方ならば聞いたことが有る地名ではないでしょうか?
アリババの本拠地がある大都会杭州にもほど近い人工500万ほどの中規模都市です。

紹興も今回の旅のテーマに則った内容で古い町を探索して美味しいものを食べるといった内容で、前述しましたが紹興は聞いたことが有る方が多いのではないでしょうか?中国近代文学の巨匠で日本の教科書にも出てきたことがある魯迅の故郷であり、紹興酒の産地でもあるからです。
日本の方は意外と感じるかもしれませんが、日本の中華料理屋では必ず置いていると言っても過言ではないほどメジャーな紹興酒ですが、中国ではそれほどメジャーな存在でもなく、華東地域以外の地方では宴席で出てくることは殆どありません。逆に必ず宴席で登場するのは白酒ですね。
確かに辛い味付けの料理が多い西南地方や華中地方、しょっぱい味付けの多い西北や東北、比較的あっさりした華南地方の料理と紹興酒はあまりマッチしない気がします。紹興エリア周辺では中国でもかなり珍しい甘口の料理なので紹興酒とは結構合うと感じています。

町は典型的な江南(上海周辺?)の水路がある古い町スタイル。夜の方がライトアップされていて綺麗かもしれませんね!


続いて紹興酒博物館です。何十年物が多くあり一部試飲もできましたが、、まぁ元々酒に興味は無いのでピンときませんでした・・・それよりも紹興酒アイスはかなり美味しかったです!


人では多いですが昔の江南エリアの水路がある街並みって中々美しいと思います。ちなみに一番左は宿泊していた宿の写真。いい雰囲気出ていますよね。



臭豆腐は中国では2つ有名な産地があって、紹興もそのうちの一つ。もう一つは湖南省の長沙のもので黒ずんでいるのが特徴です。紹興のは臭みも強くなく食べやすいですね。



お酒も良いのですが、古い町には結構古臭い茶館が結構あってどちらかというと茶館でまったりお茶を飲んで煙草を吸っている方が好きです。中々良い雰囲気の茶館で、付け合わせも豊富です。


ちょっとのんびりしすぎて町の写真をあまりとっていませんでした。。。。

夕食はもちろんご当地名物です。優しい味の蒸したチキンと紹興酒で漬け込んだ淡水ガニ。正直淡水ガニはちょっと・・・生臭すぎて・・・うーむ。



紹興の立地は結構よくて上海からも1時間足らず、杭州からも1時間足らずで行けるので大都市に飽きてしまった場合はこういった周辺都市に足を向けてみるのも良いかもしれません。
今回のお話は以上です。次回はラストですね!塩官へ行ってきます!
ではでは!