これは2022年5月の出来事。今回はレンタカーを借りて長距離な秘境ドライブに出かけます。中国はシェアカーやレンタカーが比較的に安価で借りることができるので車を買おうという思考回路に中々ならないですね(笑)
さて、今回は全部で6日間の旅行です。元々の計画は湖南省の麻雀発祥の村へ行く予定でしたがコロナ政策の影響で広東出発の人間は湖南省に入れないぞ!となってしまい湖南省の高速をUターンして急遽チワン族自治区に行くことを決めたため、ちょっと遠回りなルートになってしまいました。

今回のブログは富川までのお話です。一週間雨模様の予報なのと出発時に結構強い雨が降ってしまっていたので急遽バイクではなくレンタカーで行きます。車種はホンダのFIT。大好きな車です。先述した通り本来の予定は湖南省周遊であったのでひたすら北上して行きます。
湖南省の寧遠の高速出口で大々的なコロナ検問をやっていました・・・・・・広州を出発してから湖南省側の政策が変わってしまったようで広東から来た人間を一切湖南省に入れるな!となってしまいました。防護服の警備員に高速に乗って引き返すように言われてしまいます。

とりあえず広東に南下する高速を走りながらこのまま広州に帰るのは悔しいと頭をフル回転させて近くて湖南省では無くて楽しい場所はどこかと考えた時にチワン族自治区の富川が急遽浮上しました。チワン族自治区の中でのチワン色が濃い目の小さな町。そこへ向かいます。

広州出発時にPCRを受けていたのでホテルにも泊まれました。しかしチワン族自治区現地でもPCRをやらなければいけないので朝一でむかいます。めんどくさい・・・・チワン族自治区まだシステムがしっかりしていたのですんなりできましたが、地方都市は外国人対応できない場所も一定数あるので心理的な負担が中々大きいんですよね。

町中なのですが古いつくりの旧市街があったのでゆっくり歩いてみます。チワン族が作った町だそうです。チワン族は中々実力のある少数民族ですよね!




ここでちょっとだけチワン族を紹介しますね。
- 独自のアルファベットを使うチワン語を話す(実際の話者は少ない)
- アルファベットにする前は一部で独自の象形文字も使用
- 独自の統治制度「土司」があった。(県知事や市長などに近いかも)
- 1000~1500年は割と他民族などとの抗争の歴史が多め
- 人口は約2000万と中国最大の少数民族
- 主にチワン族自治区に分布。一部湖南省や広東省、貴州省、雲南省にも分布
こちらは中国100元札のウラですが、5言語で中国人民銀行と書かれています。右下がチワン語ですね。お札に書かれるほどなので存在感のある民族です。ちなみに一番上が中国標準語、中段左がモンゴル語、中段右がチベット語、下段左がウイグル語です。

ちょっと余談が入りましたが、今度は郊外の美しいと言われている村へ行きます。福渓村です。
過疎化が進んでいて半分は人がいない状態で、観光地化をしようとしたけど観光地になっていない何とも言えない村ですが建造物はチワン風(灰色のレンガと少し尖った屋根が特徴)で保存状態もまずまずだったのでマーケティングをしっかりやれば観光地にはなりえますね。
静かにゆっくり見物するにはこれくらいが良いかな。




お次はそこから30キロほど離れた凰渓古瑶村です。ちょっと山を登ったその中腹にある普通のチワン族村です。何か特徴があるわけではありませんが普通のチワン族の暮らしを見ることができます。
村人の迷惑にならないように礼儀正しく静かに見物しましょう。


そして1000年前?に建造された富川市内にある伝説の橋。まぁ普通の綺麗な橋です。YAMAHAをもじったYAMEIHAのスクーターにちょっと笑ってしまいました。


夜は少し大きな観光地の村、賀州市にある黄姚古鎮に向かってそこで宿泊です。今回で2回目の訪問。次回ブログでは改めて黄姚古鎮の話を書きたいと思います!
ではでは!