吉林省編ラストです!僕のブログでは中級者でも行きやすく尚且つ観光客も少ない穴場で素晴らしい体験ができるスポットを紹介しています。
中国は北京や上海などの近代的な大都市も魅力的ですが多様性に満ちた面白いスポットが多く点在していますので「旅行者」の立場としてみると非常に面白い国です。
今回紹介するのは吉林省と北朝鮮の国境沿いにある延吉と図們という街を紹介します。
場所はこの近辺です。
位置も特殊ですか住んでいる人たちも日本の方がイメージする人達とは少し違った人達が住んでいます。朝鮮語を話す中国の少数民族である朝鮮族と呼ばれる人たちが多く住んでいます。
延吉では58万人の総人口のうち30万人は朝鮮族が占めており街中はハングル文字であふれているので朝鮮半島にいるような感覚になる中国のその他の街とはちょっと違う雰囲気です。

概要は以前youtubeにも上げているので是非ご覧ください。
朝鮮語を話す朝鮮民族は北朝鮮にいるのでは?なぜ中国なの?って思う人が多いかもしれません。
日本は島国なので陸路国境を跨いで隣の国へ行っても同じ言葉を話す民族が住んでいるということは基本無いのですが、世界中の陸路国境を持っている国だとよくある話です。
例えばこんなイメージです。

ウクライナだってロシアだってモンゴルだってアフリカ諸国だってこんなことはよくあります。
民族が元々住んでいた地域に後から人為的に国境線を引いたことで2か国に跨って同種の民族が生活しています。
というわけで中国側の延吉や周辺地域には多くのハングルを話す朝鮮系の民族が住んでいるわけです。日本の在日朝鮮人とはかなりイメージが違うわけですね。
前置きが滅茶苦茶長くなってしまいましたがおススメ観光地を紹介していきます。
延吉の街中はグルメパーク
延吉周辺の朝市でおいしい朝食を味わいましょう。
牛テールスープセットや犬肉スープ、麺類やモチなどおいしいものがそろっています。
キムチや各種漬物、チャンジャや朝鮮式納豆など中国の他地域では見かけないおいしいものが盛りだくさん。




朝鮮族のレストランは街中にも多くあります。おいしい韓国焼酎と朝鮮族の料理は合いますね。
ちなみに本場ピョンヤンの冷麺とは結構違いますが延吉の冷麺も中々です。




朝鮮族の聖地・長白山
中国と北朝鮮の国境に跨る巨大な山ですが非常に美しいので一見の価値はあります。
延吉市内からは離れているので旅行会社主催の1日ツアーとかに参加するのがいいと思います。
金正日が生まれたとされている朝鮮民族の発祥の地であり聖地ですね。北朝鮮などでは白頭山(ペクトサン)と呼ばれているようです。
単純に絶景を堪能できるので是非行ってみましょう!個人的には冬に行くのがおすすめです。


国境最前線!図們
北朝鮮との国境線上スレスレにある地域です。警備が厳重なので危ない地域ではないので心配不要ですがハシャギ過ぎないほうがいいですね。
街中に国境イミグレがあり橋を徒歩で渡って北朝鮮側に行けます。
(外国人はここの国境通過はできず現地の方のみでしたが橋の途中までは行かせてくれます)


国境にもなっている川沿いに面白い朝鮮族の集落が点在しているのでタクシーをチャーターするか自分で運転していくと面白いと思います。
いかにも朝鮮な集落と川の向こうで鍛錬している北朝鮮の兵士たちです(写真左)写真右は中国側の朝鮮族の集落です。


ほかにもいろいろ魅力的なスポットが満載な延吉周辺です。
是非遊びに行ってみましょう!
吉林省編は以上です。
次回は僕が住んでいる広東省編です!住んでいるだけあって穴場スポットをたくさん知っているのでお楽しみに!
