ちょっとシリーズのテーマから離れてしまいますが、今回は広東人たちの気質について記事を書いてみたいと思います。
中国もこれほど大きな国土をもっており、言語も地域ごとに大きく違っています。
また宗教も土着のシャーマニズムから儒教、イスラム教といろんな宗教が混在していることから、土地ごとに結構気質が異なっています。
したがって、中国は~とか中国人は~とかっていう見方を中国に対してしてしまうと中々中国の真の姿が見えなくなってしまうことが往々にしてあります。
当然、個人差はあります。ただし言語・宗教・風習が違えばそれなりに影響を受けるものです。
また、個人個人違うよ~といった話は間違いではないですが、賢い人の言い方ではないです。この手の話はあくまで〇〇な人が多いか少ないかの比率と確立の話です。
前置きが長くなりましたが、広東については前回のグルメ編と同様に大きく言語ごとに気質もわけることができるのではないかと思っています。
何の統計もない筆者の印象を書いていきたいと思います。
言語圏ごとに書いていきます。
まずは東から・・・
潮州・スワトウ系
- 伝統を非常に重んじる
- 先祖信仰が強い
- 自分たちは広東の中でも特別な存在だと思っている(選ばれし者的な感じ)
- 基本潮州人やスワトウ人など同言語グループで固まる(ちょっとユダヤっぽい)
- 金儲けがうまい(ちょい拝金主義、これもユダヤっぽい)
- 他文化をあまりリスペクト指定ない雰囲気(これもユダヤっぽい)
- 性格は湿っぽい男が多い
- 女性は穏やかで忍耐強い子が多い
- 未だに昭和的な男尊女卑思想が結構残る(女は男の三歩後ろを歩け的な)
大体こんな感じかなと思いますが、こういう感じの為に筆者と衝突してしまうこともしばしばあったりします。伝統を重んじるのは悪いことではないのですが世の中の時間軸は未来に向かって進んでいるのであって過去に向かって進んでいるわけではないのですが潮州人はそんな雰囲気があります。
男尊女卑に関しては中国の方は日本が男尊女卑だという言い方をする人に度々出くわしますが潮州・スワトウエリアを見てから言いましょう。
客家系
- 基本声が小さい人が多め
- 目立ちたがりの人も少なめ
- お勉強がよくできる
- やっぱり男尊女卑
- 大物政治家が多め(孫文、リークアンユー、李登輝、蔡英文)
- ちょっと頭が固い
- 保守的
スワトウ人とはかなり違う雰囲気をまとう客家人ですが、広東東部の客家人はやはり保守的な人が多いのかな?とは思います。
声が小さいのはおそらく歴史に関係してしまっているのかとも感じます。戦火を逃れた流浪の長い歴史を持っている客家人は移民先の現地人との軋轢も結構あったようです。
正面からぶつかって喧嘩をするのを避ける傾向が強いような気もします。
筆者とは偶然にも比較的ウマが合う人が多いカテゴリーの方々です。
広東語圏の方々
- 商売上手?
- 割と自己主張もできるがハッキリ者を申すのは男性は苦手で女性はある程度OK
- 脳みそが開国派が多く欧米崇拝者が多め
- 全体的にのんびりしている人が多い
- 自分に能力があると思い込んでいる人が多い(特に外国語)
- ちょっと猿っぽい見た目の子が多め(悪口ではないです)
都市圏が多いので割と頭が柔らかい人が多めです。ただし男性はちょっと弱弱しい印象を追ってしまうことも多いです。仕事は上海や北京などのその他の大都市に比べるとかなりのんびりとした印象を持ちます。
広東西部の方々
- 広東語も標準語もかなり訛っている(特に男性)
- ハッキリモノを言うことが苦手
- ストレートな表現も苦手か?
- 湿っぽい性格も潮州系よりも多めか?
- 裏でこそこそ何かをやる印象
- 裏で主君を平気で裏切る印象
- 詐欺師が多めな印象
ちょっとマイナス面な内容が多くなってしまったのが申し訳ないのですが実際に筆者はこんなイメージを持っています。
当然いい人もまっすぐな人もたくさんいますからね!
あくまで筆者が感じた印象を文章にしてみました。
これが広東省のすべてではないということをご了承くださいね!広東省は基本いいところです!
次回は少数民族の故郷ともいわれる秘境の貴州省です!ではでは!