イラン人が外国人に必ず行けよ!という観光のメインとなるエスファハーン
緑多き都会です。本当に京都のように古いものが盛りだくさん。国内の修学旅行で来ている高校生も多いようでウキウキしてきますねー。
まずは定番のエマーム広場。世界遺産にもなっていてなかなか歴史を感じる美しさ。昔は世界の半分とも言われていたようです。当時の栄華がビンビン伝わってきます。
いいですねー。お茶を買ってここで待ったりするだけでビンビン感じるものはあります。
本当にイランの建築物は美しい。
広場の中には職人ストリートみたいなのがあって金細工職人がもくもくと仕事をしていたり金属細工のエキゾチックなお土産屋があったり雰囲気は素晴らしい。

ペルシャ式喫茶店(チャイハネ)で水たばこ吸いながらお茶を飲んでまったりするのが最高です。

エマーム広場内におしゃれなイランレストランを発見したので入ってみる。おそらく観光客向けなんだろーなーと思いつつレストランの美しさには感動。観光客価格だったけど環境と味には満足です。ここで食べたタ・チーンがペルシャ料理の中では一番のお気に入りでした。風味満点のご飯を固めて焼いたもので中にはチキンが入っていて本当にうまい。

しばらくエマーム広場をぷらぷらしていると運命の再会が・・・・・!!!!!!
イラン初日でシーラーズまで送ってくれたお金持ち風なおじさんとばったり!!!!!!(→第二次シルクロード探検記⑰をご参照:https://noriotravel.tours/?p=651)
なんとおじさんの家に今日から泊めてくれることに。どこまで親切な方なんだろう。基本イラン人は信用できそうだからついて行ってみることに。早急にホテルをチェックアウトしておじさんの家へ。
歩くこと・・・・5キロ。タクシーとかバスとか使おうよ・・・って思ったけどしょうがない。
おじさんの家は市内のはずれにある結構でかい家。
独身なんだとか。近くに妹夫婦が住んでいて食事とかはいろいろ世話してくれている模様。
とりあいず夕食は外で食べた。
名物のベルヤーニー。店先の鉄板からいい匂いがしていたので食べてみることに。ハンバーグみたいなひき肉をナンで包んで食べるというもの。

結構おいしい。ペルシャ料理にしては思いのほか香辛料が聞いてて僕好みでした。
けどね・・イラン料理全部に言えるけど量多すぎ。脂っこいから全部食べると結構きつい。中東全般そうなんだよなー。だからペルシャ人もアラブ人もごつい奴が多いのかな?
家に戻ってちょっと冷蔵庫を開けてみるとなんとワイン・ウイスキー・ビールが盛りだくさん。
普通イスラム教徒は酒も飲まないしそもそもイランでは酒自体販売禁止のはずでは・・・・・・・
あなたはムスリムではないのですか?とおじさんに聞くと違うね。イスラムなんてまったく信じていない。神の名の下に戦争ばかりしている連中の何がいいの?
意外な答えだ。そもそも彼は神など信じていないようだ。っていうかこんなイラン人は思いのほか結構いる。若い女の子たちもそうだった。
もちろん敬虔なムスリムも多いけどね。シーラズのイスラムシーア派の聖地に行ったときは本当に圧倒されたし。本気で祈っているし、涙を流しながらメッカの方向に向かって祈っている人もいた。
でも実際イランの街を見ていると結構気軽に若い女の子と接することもできる。
まじめにスカーフをかぶってないギャルも多いwイランのイスラムの締め付けに反感を持っている若者は多いようだ。まぁ欧米とか日本の自由っぷりを知っちゃっているからかな。やっぱり何だかんだ人は自由にあこがれるものですな。
しかし敬虔なムスリムはムスリムで私は尊敬も尊重もしています。信念に基づいた行動をとる人は尊敬に値しますよ。
このイランのおじさんとワインとチーズで夜遅くまで語り合う。イランで酒を飲んだ外国人はそんなに多くはないと思う。このオジサンかなり世界中を旅しているので会話が楽しい。

ヨーロッパ各地もアメリカもメキシコも日本も中国も行った事があるそうな。写真もたくさん見せてもらった。日本にはかなり好感を持っていてまたいきたいな~との事。
職業はイランでも高名な外科医だった。本棚は手術に関係している医学書ばかりで欧米や日本の医科大とも結構学術交流をしていたそう。
今は定年退職して結構ヒマしているそうな。
てな感じですー。引き続きイスファハーンを楽しみまくります!
ホダーハフェズ