中国 遼寧 大連

中国 日露戦争の舞台になった旅順最南部の秘密のスポットへ行ってみる

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2010年大連で生活していた時のお話。

大連市からは30-40キロほどで週末ちょっとバイクで流しに行くには最適の場所ではありますが2009年以前は外国人が立ち入り禁止のエリアでありました。現在も重要な軍港として使用されているためです。

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遼東半島の最南端でもあり遼寧省の最南端でもあります。

今回愛車スティードにまたがって向かうのは旅順市内ではなく旅順市内から更に30キロほど南下した場所にある老鉄山と東鶏冠山と時間があれば乃木将軍とステッセリが会談をして水師営にも行こうかと思いました。

ご存じの通りロシアは寒い国なので冬になると港が凍ってしまうため喉から手が出るほど不凍港が欲しいという事情もあったので南下政策を取りがちでした。清の末期には混乱に乗じて満州(現在の東北三省エリアへどんどん進出してきました。

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その権益をめぐって日本とロシアで戦争になったといわれています。

さて、戦争ゆかりの場所も多いのですがツーリングなのでまずは絶景を見るために老鉄山へ向かいます。大連市内からは大体1時間半くらいで行ける距離。

本当に半島の先っぽにある小さな漁村を超えた先にあります。大連の漁村は何とも言えない魚の匂いと独特な雰囲気が漂っています。ほぼ100%犬に追いかけられるので入るときは注意しましょうね。

老鉄山は中々最果ての地といった感じが漂っています。

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一番左の写真が「遼東半島最南端」とあります。老鉄山の裏側ですね。

すでに夕方の時間帯になっていたので渤海と黄海の境目をはっきりと見ることはできませんでしたが本来であればこんな感じで境目が割とはっきり見えるケースが多いです。黄海の水は黄河から流れてきた影響で黄色ががっています。

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この老鉄山には温泉宿泊施設もあるのでお勧めです。完全な日本式露天風呂なんですよね。大連には日本式の物が数多くあります。もしかしたら台北以上なのでは?と思います。

ここから10キロ近くある場所にある東鶏冠山へ向かいます。この山は要塞化されていて日露双方で壮絶な奪い合いをした末に日本軍が奪い取りここと203高地からロシア艦隊が停泊している旅順口を砲撃しています。当時の物と思われる大砲が鎮座しています。

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今回回った場所はここまででした。乃木将軍とステッセリが停戦会談をした水師営に行く時間は無くなってしまいました。一部聞いた話ですが日露戦争は両軍が国際法をきっちり守って戦った数少ない戦争で正々堂々と戦っていたのだとか。日本海海戦が有名ですが壮絶な戦いをしていたのは旅順や金州で戦っていた陸軍の方。一部友情もありながらも国のために命を懸けた真の武人であったとか。

乃木将軍とステッセリが会談した際もお互いをたたえあいロシア軍人の銃の携帯を認めていたのだとか。休戦タイム中は日露で酒を飲みかわす軍人もいたのだとか。

因みに中国は反日一色かと思いきや当時の軍人の振る舞いや実力を認めている中国人も一定数います。日本は敵ではあるが認めるべき存在であると。

ロシアは共産化してソ連になりロシア人も当時の方とはかなり変わってしまっているのではないかと思います。日本人も変わってしまったという点では同様か。

戦争を良しとはしませんがこの武人たちの精神性は身につけておきたいものだとも考えます。

ではでは!

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