13時にハルピン発のバスでチチハルへ。便数が列車よりも圧倒的に多いので長距離バスで行きます。約300キロの移動距離なので夕方には到着です。内モンゴルにもほど近いチチハルは人口約150万人で黒竜江省第二の都市です。

別名は美女の産地。確かにそうかも。自分の周りで美人だなと思う人は大体チチハル出身だ。チチハルを漢字で書くと「齐齐哈尔」です。この辺の人達は東北訛りの中国語を話す人が多いのですが、間違いなくきれいな中国語を話せる人が中国では断トツで多いエリアです。
因みに重工業と農業が主要産業。しかしながら中国の経済発展からは若干遅れており、上海周辺の長江デルタエリアや、広東省の珠江デルタエリアのような大都会や大企業の本拠地が存在していてとてつもなく豊かなエリアには遠く及びません。しかし素朴な人たちと地平線は素晴らしく個人的には一番好きな中国のエリアかもしれません。
ハルピンからへ向かうバスの車窓。雄大な大地と果てしなくはるか地平線まで広がる草原とトウモロコシ畑。夏の北国って美しい。

チチハル到着後はすぐにタクシーで扎龍自然保護区区という自然保護区へ。要するに大きな湿地帯で、丹頂が飛来するすばらしい場所です。タクシーは交渉次第になるのですが往復で150元(2022年現在のレートで約3000円)待ち時間込みでした。30キロ以上市街地から離れているので妥当か?と思います。

美しい!北国特有の雲の低さ!丹頂もばっちり!しかしながらどこかで見たような風景です。
大学時代にバイクで訪れた・・・「釧路湿原」とウリ2つじゃないか。大連では見ることが出来ない上、冬では凍ってしまうので季節限定。なのでまぁまぁ満足でした。
タンチョウはメッチャカッコいいです。自然保護区なので足には識別番号が貼られていますね。
景色は十分に堪能できたのでチチハル市内に戻る。
ここには夜市(ナイトマーケット)があるとのことで行ってみる事に。ホテルから路線バスで10分ほど。あるある串焼き肉、四川料理、ラーメン、朝鮮系巻司・・・・全部チチハルのものじゃない・・・・・・
黒竜江ってそんなに食文化が発展している場所でもないのよね。。。。結局焼肉が有名とのことですが朝鮮系のお店で食べ飽きていたので普通にラーメン食って帰りますた。夜景はちょっとした北の地方都市と言ったところですね。激しく栄えているわけでもなく田舎過ぎず。

次は中国有数の火山地帯でミネラルウォーターが有名な五大連池へ行ってまいります!
ではでは!