これは2013年大連在住時代の出来事です。最大の目的である黄河の一番上を見に行きます。
日本の歴史や地理の教科書でも出てくることがある黄河文明。これは母なる大河と言われる黄河周辺に出てきた古代文明。黄河自体は過去のシルクロード旅行や山西省の旅で何度も見ていますが雄大で勇ましい大河という印象です。
中国という大国を作ったと言っても過言ではない大河の一番上流に行ってみたくなりました。
因みに青海省は長江の源流があったり東南アジアまで流れているメコン川の源流があったりで数多くの命をはぐぐんでいるとも言えます。

西寧市から黄河の頂上への拠点となるゴロク・チベット族自治州の瑪多県までは約475キロ。ナビ上では6時間ちょっととありますが長距離バスで険しい道を進んでいくことになるので10時間ほどかかってしまいました。乗客はほぼ全員黄河のてっぺんに行くと思われる観光客でした。

若いお姉さんのグループ、金持ちオジサンの探検隊みたいなグループなどなど。
しばらく走っていると・・・・車に強い衝撃が走り右に大きく傾きます・・・パンクですかね・・・確かに険しい道が続いていたので何かを踏んでしまったのかもしれません・・・

修理で二時間近く待ってしまいましたがたまたまレストランが近くにあったのでゆっくりと食事をとり他の観光客たちと交流を深めることができました。
ゴロク・チベット族自治州に入ると景色が一変します。巨大な草原と雄大な山脈。因みに標高がどんどん上がっていくのが感覚で分かります。既にかなりの標高になっていることが分かります。
3000メートルを超えたあたりから脈が速くなってきました。早速高山病の症状が出始めます。といっても軽いものなのでさほど気にはしていませんでした。
終点の瑪多県内の村に到着するころには既に夜になってしまっていました。
村人たちはこのバスを待っていたようで何とか自分の宿泊施設に引き入れようとします。
また、黄河のてっぺんは公共交通機関が無いので村人たちの車をチャーターすることになります。
そこで20人ほどいた観光客同士で相談しあい3人ー5人ほどのグループに分かれて数人で車をチャーターすることにします。その方が割り勘になるので安上がりですよね。
因みにこの村の標高は4000メートルを超えています。いよいよ心臓が破裂しそうなのと激しい頭痛が始まりました。一日でここまで標高を上げるのはまずかったか!?
ホントに小さい村でレストランも適当な四川料理屋が3件ほどあるだけでした。ほかの旅人と出会いを祝して一杯やったのが間違いでした。酸欠で死にそうになり全く夜眠れなくなってしまいます。
今回のお話はここまで。
次回は絶景!黄河源流の地。
ではでは!