これは2013年佛山市在住時の出来事。どうも週末家にこもったりしているのが苦手なので細かい旅行を繰り返してしまいます。
広東省をとことん味わい尽くすということで潮州へ行きました。広東省の東端です。福建省がもう目の前でございます。したがって文化的にも福建南部とはかなり近いです。

今回の旅行は至って単純です。伝統的な潮州式の古い村の探索と美味しいものを食べるの2点です。金曜日に業務を終えバスターミナルへ向かいます。23時の最終バスに乗り込みます。VIPバスとのことで200元ちょっとしました(当時のレートで3200円ほど)渋滞もすると思うので約7時間ほどかかるようです。朝6時到着予定になるので丸二日間遊ぶことができますね。

潮州は大体こんな感じ
- 自分たちの伝統文化や風習に強いこだわり
- 女性は少し保守的
- 独特の潮州・スワトウ語を話す。台湾語や福建の閩南語に近い
- 男は自分で商売をして一人前
- 家のことは女がするもんだ!(←今は少しずつ変わってきています)
- 美食の都←福建や台湾に結構近い
- GDP:18,568百万ドル(ラオスと同じくらい)
- 人口:約260万人
- 僕好みの可愛い系の子が結構いる
早速現地名物の朝食をとることにします。ミートボールビーフンです。現地ではよく食されている少し幅が広いコメの麺です。のどごしもよく焦がしニンニクが効いたスープも最高です。100円でこのクオリティなのでありがたい。物価も広州よりはかなり安く設定されています。

路線バスを乗り継いで1時間ほどかけて目的地の古い村「龍湖古寨」へ到着しました。周りには村以外何もないような郊外の川沿いの村です。今はあまり人が住んでいないようですがコテコテな潮州庶民文化を見て取ることができます。

一応観光地化しようとした形跡はあるものの観光地というのは程遠い何とも言えない村です。ちなみに広東省東部には一族で作って同じ建物が100戸以上密集している村は多く存在しています。
村としてはメチャクチャ立派な入口がそびえていました。1132年の中国文献に記載があることからそれ以前からあると言われており伝統と歴史がある村です。村と言いますが城壁で囲まれているのが特徴で倭寇が攻めていたことと関係があるようです。

村というには中々規模は大きく碁盤の目になっていました。中国でありがちな過度なリノベーションもされておらず1000年前のままだそうです。但し多くの住民は都市部に引っ越してしまっているので若干ゴーストタウンの雰囲気も漂っています。夜に来たら絶対メチャクチャ怖いですよね。
建造物はかなり老朽化しているので潮州ならではの壁の色や壁画などは確認することができませんでした。上から村全体を見てみると潮州エリアならではの特徴が見えてきました。

屋根にこの近辺の特徴が出ているので拡大します。台形に突き出た屋根の端っこが福建南部~広東東部の特徴です。一部安徽省などにも似たようなのはありますが、そちらは別ジャンルですね。

そして美味しいものも死ぬほど食べたんですが写真がなぜか保存されていなかったです・・・・

そして市内を少し回っています。普段なら観光客でごった返しているはずなのですが全く見当たりません。何かあったのか?鳥居のようなものは牌坊呼ばれ村の入り口などによく設置されているのですがこのストリートにはメッチャたくさんあります。日本のどこかで見たような・・・・?ちなみにここは潮州の中心部に近いところで城壁が残っています。中々立派な門構えです。潮州が古くから栄えていたことを物語っていますね。

中々充実した週末トリップでした!
ついでにスワトウにも立ち寄りましたが以前何度も来て記事にもしているので省略します!
2013年ラスト旅行。中々充実しておりました!
次回は2014年初旅トリップの珠海初日の出です!
ではでは!