これは2015年7月の出来事。成都へ行ってまいりました。
成都は三国志でも出てくる日本でもお馴染みの中国内陸部の大都会。実は2007年に初めて中国の地へ足を踏み入れた時に選んだ場所でもあります。このお話はいつかしようと思います。

成都と言えば・・・
- マーラー(麻辣)痺れる辛さの本場!
- 魏・呉・蜀の蜀!
- 人口:2100万人
- GDP:295,262百万ドル(フィンランドと同じくらい)
- 世界500強企業のうち約300企業が拠点を持つ(日本企業はトヨタなど)
- パンダの繁殖センター
- マーボー豆腐の発祥の地
今回は観光は少しで主に中国野球の全国大会を観戦しに行きます。

実は2020年時点で中国の野球人口(小学生など含む)は4100万人と・・・日本の40万と比べて100倍!???と言うデータになっています。データの信ぴょう性は若干微妙ですが、実際中国には7チームほどプロ球団があって僕がいる広州市は40チームほどの少年野球チームがあったり各大学にも野球チームがあったりするので、確かに野球をやっている人は多い。
今回は各省の代表チームが集まる全国大会。中国はプロ球団と省代表の境目があいまいなところがあって河南省代表のチームは実質河南エレファンツというプロ球団だったりします。
プロ球団が無い遼寧省などはアマチュアの上手い奴を集めたチームになっています。遼寧省のエースと監督が友人なので応援もかねて球場入り。
四川省の金牛区にある四川ドラゴンズの本拠地・金牛スタジアムで試合です。正直日本で言うところのちょっとだけ良い草野球の球場レベル。中国人は物を大切にしないのかスタンドもネットもボロボロでボールもあちこちに落ちているレベル。これではレベルを上げるのは難しい。

総当たりのリーグ戦で今回は2試合の観戦。案の定ノンプロの遼寧代表はプロ球団の河南エレファンツにボコられる。15-4の惨敗。

山東省代表チームはどこかの大学チームらしい。体育大学とかの野球エリートでもなく、入学後に野球を始めたようなサークルレベル。16‐0で遼寧の圧勝。中々バランスの悪いリーグ戦です。

河南のエースは中国代表でもあ李師。アンダースローからの120キロ前後のボールは中々打ちにくい。WBCでは糸井から三振を取っている男。遼寧のエースは18歳で190センチの若手。しかし球は120キロ弱。当然河南にボコられました。
昼食は折角なので四川料理をガッツリ行きます。左から担々麺、マーボー豆腐、冷製牛肉。日本の担々麺と本場の物は全くの別物です。本場のは汁なし麺で麺の下に潜っているタレに絡めて食べます。マーボー豆腐も全く別物で超絶痺れる辛さで普通の日本人では食べるのは難しいかも。

帰りの飛行機まで少しだけ観光。錦里という成都文化が集積しているような古い路地に行ってみます。お茶屋さんがあったり、成都っぽい小物が売っていたり、少しだけタイムスリップしたような感覚になります。見どころは多いので1日ほどかけてのんびり回るのがお勧め。

あと成都で気に入っている隠れたスポットとしてチベット街に行きます。四川省の一部は元々チベットであったのでチベット文化がかなり普及しています。チベット料理が食べれたりチベット寺院の見物ができます。僧侶の服を着たチベット人が闊歩していますね。

週末トリップはここまで。
中々充実した週末。どんどん外に出て中国を深く知ることは自分の糧になります。
次回は・・・・再びベトナム!ではでは。