中国 コロナ

【コロナ?犬も歩けば棒に当たる】中国での闘病生活について

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これは2016年7月の出来事。

中国で2週間の入院

前回ブログでは台湾の台中に行きます!という次回予告をしていましたが9月に台中へ行く前に入院生活を経験してしまいました。

皆さん新型コロナ肺炎の症状はご存じですね?2016年の話ですが全く同じ症状の重症化バージョン。

前兆が出ていましたが特に気にしていませんでした。

この写真は2016年の6月15日に中国のSNSに出した記事で意味は「人生で最強に不味いステーキを食べてます」です。当時食べた時は全く味がせずゴムを食べているような感覚でした。今のコロナの症状でも味覚障害はありますね。振り返ってみると全く同じです。

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そして次の日から微熱が始まり37.5~38℃を行ったり来たりが続き6/19に39.8℃まで上昇し呼吸がうまくできなくなり、朝から酸欠状態に・・解熱剤を飲んでも全く効かずいよいよおかしいということになり自力でタクシーを呼びローカル病院へ。ここで知ることになるのが・・・

中国の病院マジでクソ

まぁ他に比較対象があるわけでは無いので何とも言えませんが・・受付→診察までが複雑でめんどくさく理解をするまでに時間を要します。

  • 受付で体温を測る。
  • 50メートル歩き問診チケット売り場まで行き問診チケットを買う。しかも結構並ぶ。
  • 対象の科まで行って並ぶ。一階→三階へ上る。しかも1時間待ち。
  • 医者に診てもらう→診察行為ほぼ無し。ちょっと話すだけ。念のためレントゲンとなる
  • また一階へ行きレントゲンの手続きをする
  • 二階へ上がりレントゲンを撮る→1時間以上待ってレントゲンを貰う
  • 三階へ戻り医者へ見せる→かなり重度な肺炎と診断。処方箋を貰う
  • 薬受取所がある一階敷地内の端っこへ行く→薬をもらうのに30分待ち

とまぁ中々めんどくさく患者をここまで動かすのは非合理的です。

薬を貰って安心したのもつかの間。次の日に更に症状が悪化。自発呼吸がかなり難しくなってくる。夜も全く眠れず真っすぐ歩けない。体温は40℃を突破。

またも病院に行く。40℃を超えたので今度は急患扱い。ただ手続きは1日目とさほど変わらずいよいよ死にかけて来たので知人を呼んで手伝ってもらう。

中国の場合入院手続きもかなり面倒なので重病の場合は付き添いがいないと結構きつい。

一通り診察を終えて緊急で点滴を打つ。その後隔離病棟へ連れていかれ・・・・・・

診察室のベットで全裸にさせられ全身をくまなくチェックされる

何か毒虫に咬まれていないかの確認だそうで、主治医以外にも看護師のお姉さんや10人ほどにヌードを見られる。お尻の穴やチンチンの裏までくまなく見られる。刑務所へ入る前の全裸でのチェックよりも屈辱な気がする。。。

呼吸がままならないので人工呼吸器も人生初体験。

ここから2週間の入院。肺炎に特効薬も治療法も特に無いらしくひたすら抗生物質や栄養剤や各種薬物の点滴を一日何回も打たされる。意識が朦朧としているので腕が冷たくなっているの以外何も感じない。

ちなみに点滴を打たれるのも人生初。メッチャ痛い。気持ち悪い。針を刺しっぱなしにするんですね。マジでいや。手首に入院者識別証をまかれる。最悪。

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目が覚めて病室を見てみると2人部屋で死にかけているジジイがいました。病室も決して綺麗とは言えないちょっとボロイもの。。。。人生初入院なので本当に絶望感を感じる。

ちなみに日本とは違い入院食が無いということを知るのは2日目。看護師からちゃんと食べなさいと言われるがどんなに待っても食事が出てこない。。。熱が39.5度まで下がり腹は減ってきたのでナースコールをしてみると、は?んなもんねぇよ?何言っているの?と冷たい対応。

そう、、、中国の医療従事者は日本の100倍態度が悪く不親切

病院の敷地は結構大きくチェーンのレストランがあったり食堂のようなものがチラホラ。ヨレヨレのフラフラですが300mほど離れた場所にあるレストランで入院初食事。(隔離病棟は巨大な病院敷地の端っこです・・・)

しかし脂っこい。明らかに入院患者に食わせるものではない。。。相変わらず味が全くしない。半分食べて吐いてしまいました。。。流石にこれではエネルギーが無いので売店でアイスを食す。味無し。

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夜になり39.5度まで下がっていた熱が再び40度を突破し再び呼吸器を投入。最強の解熱剤が処方されたので飲んでみると3分ほどで全身に電気のようなものが走る感覚。そして汗が全身から吹き出し始める。

そして10分後には37度まで下がった・・体が軽く呼吸もできる。スゲー薬。しかもなんか心も軽くなったような。わーい。

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油断したのもつかの間。。。1時間半後には39.5度に復帰しヤバい状態に。再びナースコールで薬を貰おうとするが一種の劇薬のようで拒否され氷嚢をいくつか貰いリンパを冷やしてもらう。

俺マジ大丈夫なのかな。。流石に人生終わりじゃないよな?と若干不安になる。

5日ほど熱が39度を下回らず医者にも焦りの色が見え始めましたが6日目くらいに38度までさがり体も大分楽になりましたが毎日のPCR検査と抗体検査はめんどくさい。

2016年だから多くの人より4年も先取りをしている形になってますね。

中国 コロナ
髭も剃らずに何ともだらしない姿に。服はまるで囚人ですよね(笑)

8日目くらいで何とか熱も37度程度に落ち着きましたがレントゲンで肺がまだ白い。ということで+7日間入院延長。体は動くようになり今まで食欲も回復。外出もできるようになり過去一週間を取り戻すように爆食。

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病院の近くに本格的な日本料理屋やすき屋、中国のイスラム料理屋があるのはうれしい誤算。過去を取り戻すように狂ったように食べまくります。

色んな方々から見舞いに行くから病院教えろと言われてましたが応対するのが億劫なほど体がきつかったのと情けない姿を見られたくなかったので親しい3人だけに限定してました。

10日目くらいからは大分回復したので病院横にある小川で蟹釣りを楽しんでました(笑)広州各地の小川には多くの淡水ガニが生息してるんですよね。

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中国ローカル病院に自力で入院するという貴重な経験でした。

退院後は会社から大目玉を食らいました(僕が仕切っていた大事な展示会イベントを欠席した影響が大きかったので)

原因と対策を言え!というくだらない詰めもありました。上司ポジションを維持するために部下にこたえられない質問を繰り返して詰めるのは止めてほしいね~

というわけで次回から台湾の台中です!

ではでは!

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