これは2016年10月の出来事。引き続きルーマニアの古都ブラショフでのお話です。
今回はちょっとだけ早起きしてバスでドラキュラ城へ向かいます。バスが古くてダサいのは旧社会主義国ならではの気がしますね。パンがうまい。アジアで食うパンよりうまい。

ちなみにドラキュラが実際にいたというわけでは無くてある残虐な王様がモデルになった物語なんですよね。もう一つ言うとドラキュラはアイルランドの吸血鬼小説に出てくる登場人物の事。
吸血鬼は英語でいうとヴァンパイア。ドラキュラはルーマニア語だと「竜の子」。
何だか複雑なんですが、要はアイルランド人の小説家がルーマニアのヴラド3世とブラン城をモデルにして書いた小説というだけの話。

ヴラド3世は中々残虐で串刺し公と言われるおっかない人物だったそうな。ちなみにドラキュラ城とされているブラン城はヴラド3世の祖父が住んでいた城だとか。ややこしい。
1時間ほどでブラン城の門へ到着しました。メチャクチャ美しい城です。古き良きヨーロッパだなぁ。900年近く前からある由緒あるお城。すばらしい。
ヨーロッパっぽいなと思うのは丘の上の目立つところにあるんだよね。シンプルながらも中々の造形美。

内部には当時を思わせる色々な展示物が。この地方を治めていた偉い人がここで暮らしていたのか。

魔界村ってファミコンゲームを思い出すよ。

ヨーロッパの城は初めてだったので中々ワクワクさせてもらいました。城の入口にはドラキュラにあやかった最強に怖そうなお化け屋敷がありますがモチロン入りません!

城の周りがちょっとした村になってて日本や中国への絵葉書を出しに郵便局まで行くついでに散策をしてみるとこっちらも中々古き良きヨーロッパ感が漂ってて素晴らしい。

バスでブラショフへ戻り列車へ乗り換えて首都ブカレストへ帰還します。車窓から見える風景はどこの国へ行っても興味深く面白い。真ん中は恐らく発電所だね。

いやー非常に充実してのんびりとした良い旅でした。
ルーマニア編はこれでおしまい。
次回からブルガリア編スタートです!
ではでは!