これは2017年6月の出来事。中々物騒なタイトルですが確かに広東省でも有名な闇社会の一大拠点の陸豊に行ってまいりました。
闇専門youtuberでもないし闇に興味があるわけでもない僕が何故行ったのかと言うと「バイク村」と言うのがあるとの情報を得たのでこの目で見たいと思い足を運んだわけです。
タイトルのキーワードが「密輸」「ヤ〇ザ」なので取り扱っているのは密輸バイクです。
居住している広東省広州市からは新幹線で2時間弱。

陸豊MEMO
- 人口:約120万
- GDP:51,535百万ドル→アゼルバイジャンと同じくらい
- 言語:スワトウ潮州語
- 主要民族:漢族(スワトウ潮州人)
- 主要観光地:玄武山

人口に対してのGDPは中国の他の地方都市よりもかなり高い気がしますがどれだけ闇の力が関係しているのだろう・・・・広東省で流通している違法薬物のほとんどが陸豊の甲子という村からと噂で聞いたことがあります。

陸豊駅からはバスで1時間くらいでバイク村の碣石鎮に向かいます。
偶然にも玄武山は目的地の碣石鎮にありました。いかにもスワトウ・潮州文化圏の雰囲気が漂っている山でした。前回ブログで書いていた台湾にも似通ってます。
福建南部、スワトウ潮州文化圏、台湾は文化的にも言葉もかなり近いです。

碣石鎮は中々衝撃的でした。町全部個人経営のバイク屋から大きな法人経営の店、バイク用品店など恐らく200~300店舗以上はあるのではないでしょうか?
近くにちょっとした怪しい小さな港もありそこからバイクが下ろされているのも見かけました。

バイク用品店がずらりと並んでいます。

因みに売っているバイクはほぼ全て正規ルートではない海外のバイクでした。
今どき珍しいピカピカのレブルがなんと5000元!激安!オフロード系も1万元前後なので激安!

バイクのジャンルはオールジャンル!なんでもありますがすべて激安。しかも正規のきれいな店舗ではなく小型倉庫のような店が大半。

撮影はできませんでしたが日本のナンバーが付いたままのバイクが・・・・・ここで売っているバイクのほとんどが日本製。しかも窃盗車と思われるもの・・・なるほど。
因みに中国は排ガス規制が滅茶苦茶厳しく中国基準の最新の排ガス規制対応車でないとナンバー取得ができません。したがって密輸バイクはナンバー取得ができないので偽ナンバーをつけるしかないです。
まぁ・・・密輸バイクを買う人はナンバーなんぞ気にしていないかと思いますが。中国の白バイも250㏄程度で運転技量も大したことないので逃げきれますしね・・・僕はやりませんよ。

ちなみに町の外では警察が多くうろついており僕も検問で何度も身分証チェックをされてしまいました。
この地方ではよく食べられる焼きビーフンを食べて広州に帰ります。

今回のブログはここまで。
次回は日本です!甲子園を見に行ってきました!
ここからしばらく野球の話題が続きます!
ではでは!