これは2019年6月の出来事。2019年は結構旅に出ることが多い年になっています。
この年は思い返すと古い町にハマっていたんだなと思います。
前回の山西省に続いて古い町ですね。福建省南部は何とも言えない古き良き中国が残っており時々行きたくなってしまう不思議な地域です。
言語はミンナン語で、台湾語とほぼ同じ。
料理もミンナン料理なので台湾料理とほぼ同じ。
馬祖信仰が盛んな点も台湾とほぼ同じ。
まぁ台湾に渡った多くの人が福建省南部出身なので当然と言えば当然なのですけどね。

700キロの夜行列車の旅です。約10時間です。寝台列車は何故かワクワクする(笑)
因みに列車はアモイまでで乗り換えで晋江まで行ってます。



到着後のブランチはもちろんミンナン風。ミェンシェンという極細のそうめんのようなものを食します。中国他地域と全く違っててアッサリとした味付けが癒されます。


人口は200万人ちょっととそれほど大きな都市ではありません。
海のシルクロードの拠点でもあったので昔から人は多く住んでいたので当時を偲ばせる古い町並みが残っていて観光客の姿もちらほら見かけますね。

市街地中心部にある「五店市传统文化旅游区」という歴史地区に向かいます。
詳細な歴史資料が見当たりませんでした・・何年の歴史かは不明ですが典型的なミンナン建築が集積していてミンナン文化を堪能するには絶好のスポットです。
ミンナン建築の特徴は屋根の両サイドが跳ね上がっているのと比較的オレンジ色のレンガを使っていることが多い気がします。保存状態も抜群に良いですね。
市内中心部でアクセスも良いので是非行ってみてくださいね!






続いては郊外にある海沿いの福全古城という古い村へ向かいます。
バスで市街地から約1時間くらい、タクシーで20分くらいの立地です。
簡単に言うと現在も住民が生活しているが600年も前からある古い町です。
ミンナン人の伝統的な現在使用中の住居と美しい海という絶好のロケーション。
まずは大きな門をくぐっていきます。ここも城壁に囲まれていたようです。

奥へ進んでいくと普通の村なのですがどことなく他地域と違うのはミンナン建築が立ち並んでいるからなのだと思います。のどかな漁師町ですね~のんびりしてて素晴らしい。






一番奥まで進むと海へ出られます。結構透き通ったキレイな海です。一部サンゴもあったりしますね。海岸線も地表が出ていて実に美しい。






夜は市街地に戻りますが仏教信仰が深い地域なのかどこへ行っても多くの寺院がありますね。
因みに行ってから知りましたが、この橋は約800年前に作られた非常に由緒正しい橋なのだとか。



世界遺産に登録されている伝統芸能も多くあり、非常に価値の高い町だと思います。
次回は北上して福建省の省都である福州に再び参ります!
ではでは!