これは2019年10月の出来事。モンゴル国へ向かう途中にある町、ウランチャブへ行き巨大火山群を見物しに行きます。一面に広がる草原と巨大な火山群のコントラストがヤバすぎます。
フフホトからウランチャブまでは130キロほどで鈍行列車が便利で1時間ちょっとです。

ウランチャブ市は広大なゴビ砂漠を持っている田舎町。人口は約170万人で面積は54500平方キロメートルなので秋田県の約5倍と広大な面積を持っています。
夜にウランチャブ駅に到着。駅舎は中々オシャレです。夕食は適当に安いBBQで済ませます。中国北部はトマトに砂糖をかけて食べますが僕も結構好きです。日本でも一部地域では砂糖ですよね!



この地図を見ても分かるように一面砂漠地帯です。砂漠化が問題視されている中国ですがこの近辺は元々ゴビ砂漠で雄大な景色が見られます。
ゴビはサラサラの砂の沙漠と言うよりも砂利と石の沙漠です。

ゴビ砂漠の真ん中にあるウランハダというエリアにある巨大火山群を目指します。
公共交通機関が無いのでレンタカーで自走します。中国の自動車免許が無い方は車をチャーターするか旅行会社のツアーに参加するのが良いと思います。
レンタカーは中国で結構な人気を誇るskodaで。ま、安ければ何でもいいです(笑)ウランチャブから100キロほど北上したところに火山群があります。
出発前に朝食。やはりこの地域はパンとかナンとか小麦系+ミルクティー。かなり重たいガッツリとした朝食。ちょっと頼みすぎてしまったかなと思います。。。。

広大なゴビ砂漠の風景が広がる中を北上していきます。絶景!久しぶりの沙漠を堪能。所々遊牧民の方々が放牧している羊の群れが。こんな何にも無い風景が大好きっす。



ゴビ砂漠を進んでいくと砂漠の真ん中で突然大きな山が登場します。平地のゴビ砂漠の中に突然山が出てくるのがコントラストになっているのが絶景と言われる所以。



ウランハダ火山群は死火山で噴火の心配は無いようで頂上まで登ってカルデラを見ることができます。山の数は数十あり高さは平均して100メートル~高くても200メートル少々。ここでは石炭が取れるようで採掘された跡があちこちにあって山半分削られていたりする現場も結構ありました。

カルデラと言っても池や湖があるわけではないです。恐らくここは雨の少ない乾燥地帯なので水がたまらなかったのかな?と思われます。






夜は町に戻りますが、途中で一面砂漠の風景や、羊の大群に道を遮られてしまったりと、中々面白い体験をすることができました。
因みに内モンゴル自治区では日本と同じように蕎麦が日常的に食べられています。麺は十割蕎麦。かなり濃厚な蕎麦の香りを楽しむことができますので、内モンゴルへ来たら是非!
スープは日本とはかなり違っていますが、醬油味は蕎麦にもマッチしています。煮込んだ肉と味玉をセットで食べたりするので日本のラーメンと蕎麦の間と思えばOK


次回はいよいよ出国編です。
ウランチャブからエレンホトまで夜行列車で向かいそのまま陸路でモンゴル国入りです!
ではでは!