これは2020年8月の出来事。今回の旅はぶちゃけ予定外だったのですが、当時のレートで6000円弱という激安価格で広州隣町の佛山空港~江西省の上饒までの航空券が出ていたので衝動買いです(笑)
とは言え一度行ってみたかった婺源という集落群があるので週末弾丸ですが行く価値はありました。
飛行機では2時間弱で950キロほどの空の旅。

因みに婺源は菜の花畑が非常に有名で5月~6月には多くの観光客で賑わうのだとか。
いくつか有名な古い村が点在しているのですがまずは一番奥地に会って一番保存状態も良いといわれている篁岭へ向かいます。
約500年の歴史を誇り明の時代や清の時代へタイムスリップしたような感覚になります。
婺源の町の中心部にあるバスターミナルから書く村へのミニバスが出ているので交通は中々便利で効率よく各村落を回ることができますが、村人が使うバスなので社内で痰を吐いたりタバコを吸ったりとかなり自由なバス(笑)。まぁそれも旅の醍醐味でありますね。





徽州建築と言われる様式。確かに安徽省南部の豪商たちの家とかなり似通っているが、保存状態は江西省のこちらの方がかなり勝っていると感じる。
奥へ進んでいくと村全体が見渡せ周りの景色とのコントラストも相まって非常に美しいのと、屋根で唐辛子やトウモロコシを干しているのが旅の情緒を掻き立てます。






中国の古い村にありがちな過度なリノベーションもされていることも無く、保存状態も良くかなり貴重な文化財であることがうかがい知れます。シャングリラのチベット村のように焼失してしまうことが無いようにと祈ります。

村の裏側は大きなライステラスが広がっていました!


他にも徽州建築群の村落は点在しており、おススメは汪口や理坑などです。同じく美しい村落を見ることができます。市内から直通バスが出ているのでお時間ある方は是非行ってみましょう!
市内はいわゆる地方都市と言ったところですが、不思議と田舎の地方都市は大都会よりも若い人が多く夜は結構活気に満ちているような気がします。食事は・・炒めた極太きしめん?や草餅はまずまず。



一通り村を見て回った後は隣町の景徳鎮へ行ってみます。高速鉄道で30分ほど。
景徳鎮は日本でも陶器の町として有名ではないでしょうか?中華街などには景徳鎮産の皿などが売っていますよね!

中世の窯が残っており博物館として展示されておりました。現在も陶器産業は盛んなのですが1000年以上も前から陶器産業が盛んで現代にも繋がっているというのは流石ですな。






戻りも飛行機で佛山空港です。激安航空券を衝動買いして始まったこのショートトリップ。
中々悪くない充実した旅になったかと思っています。
次回の旅は青海省へ週末弾丸トラベルです!
ではでは!