これは2022年10月の出来事。前回ブログに引き続き怒江周辺の少数民族集落を回ります。前回はチベット人の村でしたが今回はヌー族村です。色んな民族が混在した地域ですが平和です。
老母登と知子羅は前回のチベット人村から200キロちょっと南下したところにあります。

前回ほどではありませんが険しい峠道をひたすら上っていきます。既に夜になっているので若干の恐怖感はありましたが気合で乗り切りました。

老母登はヌー族の中規模クラスの村。村の中にある教会が非常に有名で観光客も多く訪れることから少し観光開発がされており宿泊施設やスーパーなんかも完備していました。
こちらがその有名な天主教会です。こちらもミャンマーから越境してきたフランス人宣教師が伝えたものだとの事です。因みに右下の写真に謎の文字がありますが、リス族の文字らしく、リス族が自分の文字を使用し周辺民族への布教の手伝いをしていたのだとか。





村の全体図はこんな感じです。家屋は基本かなり新しいものが多いのでもしかすると政府の援助で建てられたものかと思われます。


朝起きると霧と雲に包まれた風景が幻想的でした。ここが山奥である事を実感させられます。宿のオーナーさんもヌー族で非常に穏やかで優しい方でした。平和で心が豊かな方々はこんな感じなのかな?

そして知子羅。こちらは老母登から数キロとかなり近くにあります。車で山を登っていけば数分で到着することができます。
知子羅は昔政府機関が多く怒江周辺を取りまとめていた県庁所在地のような場所だったそうですが、現在は廃村状態になっており何とも言えないノスタルジック感が漂う村になっています。特筆するべきものはそんなになかったかな?雲の上にある廃村っていう点ではちょっとロマンを感じます。



ブログでは書ききれないほど色んなものを見ることができ充実した少数民族村巡りでした。ここで色んな村で見てきた天主教会を出してみましょう。建築様式は欧風と中華風が混ざり合っており、宗教に興味が無い方でも見て文化の混ざり合いを楽しむことは出来るかも。
写真を撮り忘れたのもあるのでこれで全部ではありません。








今回のお話は以上です。
次回は・・・・温泉と火山の町・腾冲へ行きます!
ではでは!