留学時代の話は山ほど話題があるのですが、今回でいったんラストにしたいと思います。タイトルの通り今回の話は留学と海外生活について話をしようと思います。
あくまで目的と手段の話なので、目的に沿った行動が大切です。
海外に滞在する方法は数パターンありますよね
- 仕事での海外駐在員
- 現地採用で海外で働く
- 海外起業
- 長期旅行
- 留学
一番いい待遇で優雅な暮らしができるのはモチロン海外駐在員ですが、本当の意味でグローバルな体験ができるかと言うと限られた人しか難しいなと思います。
と、いうのも出向先はあくまで日本本社の子会社で日本の仕事をしたり現地にある日本企業の仕事をしたりすることが多いです。バリバリ現地市場を開拓していたりする駐在員は少ないです。

よく駐在経験者が海外とは?と言う本を出版していたりしますが、割と内容は浅いものが多い印象です。
では、その他の海外滞在方法を見ていくと・・・・・
現地採用で働くというのがあります。しかし・・・・・
正直現地採用で海外で働くのはお勧めしません!
特に東南アジアや中国で現地採用になるのはお勧めできないです。
その中でも営業職はお勧めできないです。と言うのも結局現地の日本人コミュニティに対しての営業と繋がりを求められて温い営業をすることになり営業スキルもグローバル感覚も身に付きません。何のキャリア形成にもならず将来海外で食い詰めるリスクが高くなってしまいます。
もちろん語学をマスターして現地市場をバリバリ開拓できる能力を身に着けることができれば営業を海外でやるのはお勧めです。海外生活ならではの体験をたくさんすることができますね。
起業は結構おススメです
因みに筆者は留学→現地採用で部長まで昇格→起業というルートを辿っているので私の経験談になってしまいますが、かなりおススメです。
営業職を中国で10年ほどやりましたが、日本人コミュニティーに営業するためではなく
中国語で現地中国人と同じラインで中国人に対して中国人ライバルに勝ち続ける
というのをやるために営業職に就きました。正直これくらいの気概を持ってアジアで仕事をしなければグローバル感覚や営業力を養うことは難しいかな?と感じています。
会社を興して事業を行うという事は「本社」というバックボーンも無く自分で会社を運営していかなければいけないのですが、自分一人で商売をしていくのは困難で多くの現地人の協力者や銀行、現地コンサルタントと上手く付き合っていかなければいけません。
私の場合は現地事情に精通してから会社を興していますが、必ずしもそうなってから起業をする必要も無いのかな?と思います。
現地の人にうまく動いてもらってうまく付き合っていければ多くの人の助けを得ることは出来ると思います。したがってホントの意味でのグローバルな体験をできます。海外ならではですね~。
長期旅行も一つの手段ですが個人的にはどうかな?と思います。
プロレベルの旅人になれるのであればOK。何事も中途半端はいけないですね。
自分探しの長期旅に出て更に自分を見失っている人を海外ではよく見かけます。
旅は現実から少し離れているので直ぐに通常モードに戻れる状態であれば長期旅行はアリです。
留学はちゃんと目的があるのであればおススメです。
留学も2パターンあって現地の4年生大学に入るのと1~2年の語学留学ですね。
筆者が行ったのは語学留学ですので語学留学の話です。
正直語学留学で語学を身につけられるのは全体の10%もいない気がします。
ハッキリ言って遊びですね。
学校の授業で得られるものも多くは無いです。そもそも語学は生き物なので教室でマスターできるものではなく積極的に現地社会に入り込んでいかないと本当に現地人が使うレベルの語学レベルにはなりにくいと考えています。
筆者は現地のバイクチームに入ったり野球のコーチをやったり現地人の野球チームに入ったり旅行に行きまくったりで現地人多数と筆者という環境にガツガツ入ってったりしていました。
現地採用でも留学でも同じですが、上記のような行動をとっていると現地日本人グループからは異端児的な扱いをされることがありますが、海外まで出て日本人村社会で暮らしていくのはどうなの?とは個人的には思いますのでつかず離れずの関係が丁度いいかなと思います。
いずれにせよ自分をしっかり持っていないと海外で暮らしていくのは楽しいだけで身に残らないかつまらない海外生活になってしまいますね。
海外生活はやり方によって大きく変わるので海外に来ること自体はお勧めですが、よーく考えてから決めていきましょう!
留学編はいったんここでおしまいです。
本当に楽しい1年だったな。
上半期ルームメイトだったの潔癖症なケベック出身のおっさん、下半期のズボラな釜山出身の学生さん、その後も連絡を取り続けている インドネシア華僑のジミー君とか、今でも繋がっているローカル学生の方々。






そして大連生活時代に出会った現地人の兄貴分たち。
現在進行形で海外生活は続いていますが良い出会いに恵まれて楽しく生きています!
ではでは!