商業都市や製造拠点とみられがちな広東省ですが、実は観光資源も結構豊富で中国全土には知れ渡っていない穴場的なスポットが数多く点在しています。
広東省の概要についてはこちらの記事をご覧ください。
概要を知っていると広東の話題もより分かりやすくなると思います。
カルスト地形が超絶魅力的な広東省北部
世界的に有名なのは広西チワン族自治区にある桂林ですが、それに負けずとも劣らない絶景が多く点在しているのが広東の北部エリアです。
その一部は世界遺産にも認定されている丹霞山ですが、僕のブログではそんなに有名でなく混雑もしていない面白スポットを紹介しているので世界遺産は基本出てきません(笑)
陽山には中国版チョコレートヒルズが
陽山県はこの辺りで清遠市に所属しています(中国は市>県です)。秘境的な温泉やリゾートもあり週末には広州や深センのお金持ちが大挙して来ていることもあったります。
チョコレートヒルズはフィリピンの世界的有名な観光スポットですね!広東バージョンのチョコレートヒルズも中々です。
その名も「莫六公頂」カルスト地形が織りなす絶景が広がります。場所はこの辺りです。
現地土着の宗教の聖地になっているようで地元の参拝客が多く来ています。
果てしなく続くカルストの丘が圧巻です。




世界遺産を超える客家人の文化遺産群
客家人の土楼は世界的にも有名な中世の客家人たちが作った一族を迫害から守るための特殊な構造をしたマンションのようなもので、一つの土楼で何世帯も住むことができるようになっています。
客家人の歴史などは福建省の世界遺産の記事で書いているので是非ご覧ください。
世界的に有名なのは福建省の世界遺産になっている土楼なのですが、実は一般人が見ることができる土楼の数量が一番多いのは広東省の潮州市饒平県北部の上饒鎮や饒洋鎮です。
数で言えば圧倒的で観光地でも無いので込み合うことはまずありません。

普通の小さな村や町の中にとんでもない数の土楼が点在しています。
場所はこの辺りです。少々行きにくいですが饒平県中心部からバスが出ています。
どうでしょう?観光客がいない所でゆっくりと客家人の傑作を観賞してみては?観光地に行くのだけが旅行ではないですよね~




広州から地下鉄で行けるグルメと近代建築の町・順徳
順徳は佛山市の一つの区です。そしていくつもの鎮に分かれていてブルースリーゆかりの地や、100年以上前から変わらない村、川魚の刺身を食べる地域、ジーパンの世界的生産地など順徳にはいろんな魅力が詰まっています。
今回は行きやすい区の中心地です。地下鉄が最近通ってしまったことから観光客が増え続けていますが週末の街歩きやちょっとしたストリートグルメを楽しむことができます。
町の中心部から徒歩で5分!華盖路歩行者天国は100年前の中華民国時代の建築物が並んでいて中々の見ごたえです。
そしてこの近辺はスイーツも有名。おススメは民信という甘味処。
おススメは双皮奶という水牛ミルクで作ったプリンです。濃厚な味わいが最高です。
写真右は水牛ミルクをカラッと揚げた炸牛奶です。こちらも濃厚で最高です。


次回は広東省北部をメインに紹介したいと思います!
ではでは!