この辺の話題は結構センシティブで攻撃的な話と捉えられかねないので別のサブブログで書いていることが多いのですが今回は批判でも何でもなくちょっと皆様とは違った視点と現実を混ぜながら記事にしていきたいと思います。
目次:
今回の記事の背景
最近のX(旧ツイッター)を見ていると・・・・
中々外国人に対しての風当たりが厳しくなってきています。
- 外国人ガー
- 日本から出ていけ!
- 日本の文化を理解しろ!
- 日本語しゃべれ!
現代版攘夷運動とでも言えるような状況になってきてます。
正直僕に言わせれば五十歩百歩な話です。
海外で暮らして現地語を使って現地社会と現地文化に馴染むのはかなり難易度が高いと考えており海外にいる日本人も同じです。
日常生活の中に異質なものが急に入ってくれば反発する気持ちが出てくるのも分らんでもないです。日本に限らず宗教や文化や言語が違っている人が突然隣に引っ越してきた場合に拒絶反応を起こす人は一定数いるので民族ごとに居住エリアが分かれていることは世界中でよく見られます。
日本以外の国(中国)ではどうか?
自慢でも何でもないのですが筆者は中国語会話がほぼ問題なくでき普段は中国語でビジネスを行っており中国という国の事をこの目でしっかり現地で見て考察して勉強もし中国の制度や社会をしっかり理解した上で、現地の生活やどんなにローカルな環境やどんなに田舎に行っても現地社会に溶け込むことができるようになっています。
しかし・・・中国にいる外国人や日本人を見ていると・・・・
- 中国語をマスターしている人は極めて少数
- 中国を本当の意味で理解している人も極めて少数
- 現地を理解しようとしている人も多くない
- 結局日本の文化のまま生活をしている人が多数
確かに会社の命令で現地法人の幹部として来ている人も多くその場合は必ずしも言語をマスターする必要性もそれほど高くないので社会に溶け込むようになる可能性も低いですね。仕事で成果を出せばOKです。
ただし日本がイヤーとか海外がイイ!とかで来ている留学生や現地採用組はちょっと状況が違うのでは?と思うことも多いです。
結局現地生活に馴染むこともなく言葉も覚えることもなくコミュニティを作ってしまいがちです。
(これは日本人だけではなくすべての国の方々に当てはまります)
幸い日本人は自己主張が強くないので現地人との軋轢を生む可能性はそれほど多くないのですが中国で日本人が尊敬されているかというとそうでもなく批判的な見方をする方も一定数いることは知っておいた方が良いですね。
大分遠回りしましたが・・・・
海外の現地生活に馴染める人など少数派
そもそも自分の育った環境から離れて完全異文化の社会に馴染むのは中々に難易度が高いと思われます。日本人でもそうですし他国の人もほぼ例外なくです。なのでこれだけ外国人を受け入れたら日本社会が変わるか色々軋轢を生むのは分かり切ったことです。
したがって筆者は割と例外で現地の日本人社会からは異端児扱いされることもあります。
日本はどうなっていくか?
まぁイチ旅好き海外生活者の筆者が偉そうに語れるようなトピックスでも無いですが・・・
①時代の変化の流れに任せる
日本の歴史を見ても大きく文化や風習や言葉が変ったターニングポイントというのはいくつかあると思います。
例えば貴族の統治から武家の統治に変わった時代、そして江戸が終わり明治が始まった時代。
言葉なども昭和以降は多くの外来語が入ってきていたり、古文と現代語は全く違っていたり。。。
食文化なども今は人気の牛肉も江戸以前はあまり食べられていなかったり明治以降は洋食がかなりの頻度で登場するようになったり。。。
日本政府は外国人人材の登用に積極的でビザ要件を緩和したりインパウンドを推奨しまくっていたりとこのままいけば令和時代が日本が大きく変化するターニングポイントになるのかもしれないと筆者は考えています。
なのでこのまま変化をしていくというのも一つの道なのかな?とも考えています。
当然冒頭で書いたようにXが荒れたり現代版攘夷が起き始めていたり。。それは明治前にもあったことだし極端に変化を嫌うのはどの時代にもあって放っておけばそのうち主流の論調ではなくなるというのも歴史が証明しているのかなとも感じています。
因みに外国人(外国文化)排斥の話は筆者のいる中国でもよくありコスプレイヤーに攻撃する人がいたり外国のものを破壊したりと日本以上に過激な態度を出す人が一定数います。
因みにある程度伝統文化や風習の変化を受け入れて異民族を大量に受け入れて世界から投資を呼び込んで成長したのがドバイとかシンガポールとかですね。(まぁそれでも各国コミュや民族コミュがかなり点在しているので各小村社会の複合体のような感じです)
慣れるまでは色々あると思いますが時間をかけて大量に外国人が暮らすグローバルな国を目指すのは個人的には悪くはないと思います。
何度も言っていますが現地社会に馴染める人などそんなにいないので少々多めに見てあげる度量が必要です(日本人はちょっと苦手かもしれないですが時代の変化と時間をかければクリアできる気がしてます)
歴史を見てみると文化って単独で発展したものは少なくて色んな異民族文化が混ざれば混ざるほど強大な文化が出てくると思うので今後の中東や東南アジアは楽しみですね!
マレーシアのニョニャ文化のような新しいものが出てくれば単純に楽しいです。
日本もコレを目指してみるのも面白いなとも感じます。
②超保守路線をひた走る
筆者的にはこれもアリだとは思います。
冒頭で書いた通り現地社会に外国人が溶け込むというのは寧ろ少数派で大概はコミュニティを作ってしまいそれが自己主張が強い民族だった場合はほぼ確実に現地人との軋轢を生みます。
これも世界各地の歴史を見ていけば明らかです。
筆者のいる広東省だけでも過去の客家人VS潮州人だったりとか湖南系四川系出稼ぎ労働者コミュニティVS現地人とか。中国西北エリアだとウイグル族と漢族が中々関係がうまくいってなかったり。
日本でも東南アジア各地で内戦が起きたときに難民を受け入れたこともありましたが難民団地って大概治安が悪くて現地に溶け込めない人たちが不良化するのも筆者は見かけています。
もういっそのこと昔みたいにビザ要件を厳しくしまくって労働力も知恵を振り絞って確保し続ければ軋轢を生むこともなく静かに暮らせるかと。
ちなみに外国人を入れないと日本が衰退するんだ!という論調もありますが筆者はあんまりそうは感じていません。
もちろん日本人の強みは各国文化を上手く取り入れる点にもありますが江戸が世界有数の大都市で尚且つ清潔で経済力もあったことを考えると日本人の能力を鍛えなおすことでまだまだ強大で美しい国を作ることは可能かと思います。
人口が減ったら減ったなりの国の作り方もあるのではと思います。
もちろん経済規模を表すGDPは減少してしまいますが日本よりはるかに人口が少ないドイツでもGDPは世界3位。シンガポールは経済規模は小さいものの日本人よりもお金持ち。
日本市場が縮小化して金が稼げない!というのであれば今後は外国人を日本に呼ぶのではなくて今後更に日本企業が海外に出て海外市場に打って出て外貨を稼ぎまくる方が日本の伝統や静けさも保たれて更にお金が稼げているという方向になってある意味理想的かも。
東欧や中東、アフリカなどは中国企業まみれになっているので日本企業も頑張ってほしいですね。
個人としてはどうするべきか?
上記2つの異なる内容を書いていますが共通しているのは国に依存して生きていくとか国籍に依存して生きていくとか会社に依存して生きていくとかは今後は難しくなっていくと思われます。
筆者も依存せずに自由に生きている側の人間だと思いますが、会社や国に依存して生きるよりも求められる能力も高くのんびりと生きることは難しいです。
ただし依存できない世の中になった場合はあくまで個人の力量が試されるのでゆとりなんて言っている場合では無くて自分の方向性をしっかり決めておくことが大事になります。
今回はちょっと旅行とは違う話でしたが思った事を適当に書いてみました。
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