2009年に大連で仕事をしていたころのお話。2022年現在と全く変わらず休みの日には必ず旅行に行くという生活をしていました。2014年に北朝鮮へ行っていますがその前哨戦的な感じです。
北朝鮮との国境の町丹東へ!日本の日曜日の朝の番組でも北朝鮮関係でときどき出てくる町です。
地図上では北朝鮮の左上端になります。大連からは300キロとほど近いので週末気軽に行ける旅行先としても大連の人々にとっては人気の観光スポットです。北朝鮮に怖いというイメージを持つ日本人も一定数いるでしょうが現在進行形でドンパチやっているわけではないので普通に観光できますし丹東は治安のよい安全な街の一つです。

途中で車窓から見える景色はなかなかです。きれいに整った田んぼと、一面に広がるトウモロコシ畑。
北海道の真ん中らへんと少しダブります。緯度も近いので風景も似通るのかもしれないです。
バイクで走ったら最高に気持よいでしょう。蛍も結構いそうです。

夜市街地へ到着したので早速国境沿いの川へ!
花火がすごくて人も多すぎ。不快度MAXです。中国東北人の人ごみは私にとって地球上でもっとも不快な場所です。なので人のいないところへ移動しビール片手にのんびり国境見物。
中国側は超賑やか。高層ビルもそれなりにある。北朝鮮側は真っ暗。何にも見当たりません。

ここまで格差がはっきりしてる国境は初めてです。北朝鮮側の新義州市側に住む住民は現状をどう見てるんだろ・・・・・
晩御飯は屋台でおかゆとスープと漬物食べ放題。うまいですね。お粥は中国北部は粟?でできたお粥が多いです。広東はほぼ100%白米ですね。

朝から再び昨日の国境へ。国境の川の真ん中まで行ける橋があって北朝鮮近くまで接近。町の中は国境の町らしく結構ハングル表記が多めです。

橋の真ん中から両サイドを見てしまうと両国の格差がより鮮明にわかります。中国側は結構ビルも建っていて賑やかな様子を見て取ることができます。

因みに人が渡れる橋と並行して真ん中で途切れている橋があります。朝鮮戦争時に中国軍が入ってこないようにアメリカ軍が爆撃していったそうです。爆撃されたそのままになっています。

そして今回のメインディッシュの万里の長城の東端。以前は西端へ行ったので今回は東端。
これで万里の長城の両端を見たことになります。
市内から路線バスで40分ほどで行ける虎山という村にあります。あれほど長い長城の両端を見ることができたのに少し感慨深いものがあります。

この観光スポットの虎山長城を見ることができたのには満足ですがそれ以上に周りののどかな田園風景が延々と続く景色に更に感動します。これほど広大緑を見ることはあまりないですね。
山の上からは北朝鮮の集落も一望できます。雄大な風景ですよね。

主変はちょっとした湿地帯になってて水も透き通ってて船に乗って移動することができます。北朝鮮を見るよりも素晴らしい体験だったと思います。湿地で取れる蟹も丸ごと食べれて香ばしい。

因みにここはマジで国境線そばです。金網を越えたら北朝鮮です。目の前です。不法入国できそうなオーラがムンムンです。でもやりません。やる意味が分からないw

色んな街を周遊する旅行ではないので今回は2泊3日のショートトリップ。中々充実した旅行だったと思います。これがきっかけで北朝鮮に興味を持ち2014年に丹東に再度来訪し橋を渡って北朝鮮へ行くことになりました。
普段は土産を買うことはないのですが珍しいので買ってみました。

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