これは2011年大連在住時代の出来事。週末のツーリングのお話。
少しわかりにくいですが赤枠で囲まれているのが大連市で今回ツーリングに行ったのは70キロほど大連から北上したところにある普蘭店市というところです。
中国の行政区分は日本と少々違っているので少し説明をさせて頂くと。
省→市→県→鎮→村といった大まかな区分でございますが、一部地域では市の中にもう一つの市が存在していることがあります。今回の普蘭店市は大連市の中にある市です。大連市管轄の市ともいうべきなのでしょうか?まぁ二級市が一級市の中に存在しているというような理解で問題ありません。
大連市はもともとロシア人が開拓した町ですが日露戦争前後からは多くの日本人も住んでおりました。満州国になったころには更に日本人も増えていきました。普蘭店も同じくです。以前日本で満州から日本へ戻ってきた方々の手記を見たことがありますが、普蘭店から脱出してきた方も一定数いたことを記憶しております。今回は市街地の一部を見ていますがこんな古い家が立ち並んでおり満州時代からの物だということでした。
因みに当時の愛車はスティードでした。大連を離れる時に泣く泣く売ってしまいましたが色んな所を回った良き相棒でした。今回は主に農村部の美しい場所を回ってきました。
市街地からも20キロほど離れた農村地帯。東北エリアの特徴としては延々とトウモロコシ畑が広がっており、広大な大地を有していることがわかります。賛否はあれど当時の方々は夢と希望をもって開拓をしていったことがうかがえます。この写真の近辺は満州族が住んでいるようです(中国語で満族)
畑が広がって地平線まで見えるのは日本だと北海道以外では中々見ることができないですね。北海道と緯度が近いせいか空気も雰囲気もどこか似通っている気がしています。
郊外を走っているとほぼ人に出くわすことはありませんでした。
偶然にも小川が流れている絶好の撮影スポットがありました。
いまで言うところのインスタ映え?って感じですかね。バイクと夕日は中々映えます。
因みに中国ではいくつもの方言があって方言同士では会話が成立しないことが多いのですが(例えば広東語と福建語とか。全くの別言語ですね)大連もご多分に漏れず方言を話すエリアでございます。
一般的に多くの中国人は大連含めた東北三省の人はキレイな標準中国語を話すと考えています。しかしながら大連は東北文化圏に属していないエリアなので言語も料理も東北とは少し違っております。
東北方言と大連方言は通じないということはないのですが、違う方言であります。大連は山東省からの移民で成立しているので言語も食事も山東省に近いです。
以前広東の友人が大連に遊びに来て大連人の飲み会に連れて行ったら大連弁が全く聞き取れていなかったので僕が通訳をしてあげてました(笑)僕は慣れているのである程度は聞き取れます。
例えばセミ(蝉)の事を標準中国語では蝉(chan)と言いますが、大連方言では咪咪噶と言ったりしますね。福原愛が話すのは聞いた感じでは瀋陽近辺の東北訛りではないでしょうか?瀋陽も遼寧省なのですが大連とは結構違いますね。
まぁ。。。なんて言うか。。田舎っぽい話し方です。中国でよく言われるのが大連の女性はスタイルも良くてキレイなんだけど。。話始めると何だかなーと。ま、ドラゴンボールのチチみたいな感じ?
今回のブログはここまでです~
次回は更に北上し黒竜江省まで!
ではでは!
当時はスティード乗られてたんですね、良いバイクですね。
後部座席が秀逸なので、後ろに乗る人はスティードだと喜びますね
次回、現地の食事、人の写真もあったら、載せてください~
コメントありがとうございます。
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