これは2013年佛山在住の出来事。前回は重慶のグルメメインでしたが今回は重慶観光のお話になります。皆様ご存じの通り中国は歴史も古く古代には世界最先端の国でもありました。
したがって中国各地には宗教関連、自然関連、少数民族関連の様々な世界遺産がございます。
2021年時点のデータでは中国の世界遺産登録数は世界2位と膨大な数を誇っています。(1位はイタリア、3位はドイツ、因みに日本は11位)年々世界中の世界遺産の数は増えているので今後はこの順位が入れ替わる可能性も大いにあることと世界遺産全体の価値も若干下がっているような気がします。
今回は重慶に存在している世界遺産である仏教彫刻群です。私は特に仏教を信仰しているわけでは割りませんが仏教芸術というのは他の宗教と比べても全く引けを取らない美しいもので中国や中央アジアの一部にある仏教遺跡群は要注目と考えています。

大足石刻は649年~建築が始まって19世紀の清朝まで増築し続けた凄すぎる彫刻群です。
重慶市内からは約100キロとかなり離れた所にありバスを乗り継いで2時間ほどかかりました。彫刻群は宝頂山と北山の中にあります。世界遺産で尚且つ祝日ではありますが観光客の姿は見当たりません。皆さん興味が無いのかな?長年かけて作られてきた彫刻の迫力には圧倒されます。仏教の独特の世界観が良く描かれていて吸い込まれていくような感覚になります。

幸い文化大革命や敵国による破壊は免れたのか?経年劣化はあるとはいえ保存状態は非常に良いと思います。世界各地の石窟群などは仏像の頭がもがれていたり破壊された跡があったりで、、現在でもそうですが中々異教徒を認めるのは難しいようです。
広大な面積を誇っているのでじっくり見るには丸一日必要です。続いて北山へ向かいます。こちらは年代もかなり古そうです。1000年以上前からあるようです。一部頭がもげてました・・・トレジャーハンターがやったのかもね。

以前のシルクロード編でも敦煌にある莫高窟という世界遺産の石窟群を見ています。https://noriotravel.tours/2022/02/22/silk-road-tonkou/
大足石刻は有名な敦煌の物よりも個人的にはかなり上回っていたような気がします。(敦煌は解放されている石窟が限られていますしね。)
今回のお話はここまで。
次回は久しぶりに中国以外の国です。
フィリピン編です。
ではでは!
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