これは2018年2月の出来事。ちょっとボロボロな鄭州を離れ古都洛陽へ向かいます。
約140キロの距離。車で2時間、列車で1時間の距離です。

この地名は日本人の方もどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?世界遺産のある街なので旅行ガイドブックに出てくることもあれば中国昔ばなしにも出てきているかもしれないですね。
スキー場もあると情報を得ているので雪の降らない広東省在住の人間としてはこの手を逃す手はないということで世界遺産観光のついでにスキーも行っちゃいます。
洛陽はこんな感じの所です。
- 人口:約700万
- 歴史:約5000年
- 観光地:世界遺産の龍門石窟
- シルクロードの出発点(諸説あり)
- GDP:71,084百万ドル→タンザニアと同じくらい
- 名物料理:水席→スープ系料理
唐の時代は首都(神都)でもあり古くから人の往来も多く繁栄していた町です。
外国から(特に欧米)の観光客も多く地方都市ながらも省都鄭州よりも賑わいを見せています。

朝一の列車で洛陽に到着。駅近くの露店で朝食を取ります。
この地方では結構羊のスープが露店で売られていてナンとセットで食べると極上ものの朝食になります。値段も安く300円ほどなので中々手ごろ。
出汁もよく出ていて薬味のパクチーとネギとの相性も抜群で中々味わい深い。絶対食べるべき!

さっそく世界遺産の龍門石窟に向かいます。以前紹介していた重慶の石窟や敦煌の石窟のお話も宜しければどうぞ!
石窟自体は中国各地に存在はしていますが洛陽の物が一番美しく壮大で圧倒されます。
がっかり世界遺産の多い中国ですがこれは本当に素晴らしいと思いました。流石唐の都です。

うーん。写真では中々伝えにくいな。。。当時はドローンも持っていないので全体図を撮ることもできない・・・一部分だけでもお伝えできれば。。。

特定の宗教に肩入れすることは普段ないのですが仏教芸術は多くの宗教の中でも群を抜いている気がします。実に美しい。
紀元前493年から20世紀まで作り続けられていたそうです。日本との深いつながりも実はあって、唐の時代は日本からも多くの僧侶が洛陽に留学に来ていて(こんな遠いところまで凄すぎ・・)唐の時代の749年に奈良で建立された盧舍那仏は洛陽で675年に建立された盧舍那仏の影響を多く受けているとのこと。この歴史ある地に建てたことは中々感慨深い。

素晴らしい体験でした。
夕食はもちろん名物の水席!これは簡単に言うとスープ・・・・・
町中水席屋さんなのですが店に入ってメニューを見ていくつかオーダーすると基本スープ・・・・
味は悪くないと思うのですがスープでお腹一杯。炒め物が出るのかと思いきや全部スープ(笑)
この地域は結構コショウを使う習慣があって僕的にはうれしい。コショウは大好物っす。

次回は唐の時代の古墳を見物していよいよスノボにいきま~す!
ではでは!