これは2015年4月の出来事。中国もちょくちょく3連休があるので休暇はほぼ100%旅に出てます。
福建省の省都・福州の旅を終え再び新幹線に乗り込み更に北へ浙江省にかなり近い霞浦へ。日本でもそっくりな地名がありますよね。霞ヶ浦とか霞が関とかね。ただの偶然で両者にかかわりは無いかと。
福州からは北へ180キロほどで新幹線で1時間ほどの距離。近いと言えば近い。

霞浦は寧徳市に所属している県です。中国は市に県が所属し日本とは真逆。日本でもサントリーとかお茶関係の会社の人は必ず聞いたことがあるはず。寧徳はウーロン茶の一大産地で、日本にも多く輸入されており、サントリーは寧徳の茶葉を使っているとか?
福建省北部の方々の話し方はホントに何というか・・・やかましい。中国各地を回って色んなスタイルの中国語を聞いていますがダントツでやかましい。海沿いだから?全く何を言っているかわからない言語なので余計に耳障りに感じてしまいます。(福建の方々ごめんなさい)
乗降客が少ないせいか新幹線の駅にしてはこじんまりしてますね。駅前で地図を買ってワンタン(福建では扁食と言います。ワンタンは広東語が語源)を食いながら作戦会議。

三沙鎮という町行きのミニバスに乗車しフォトジェニックな海岸の東壁村へ。中国の撮影家の間では非常に有名なスポットで夕焼けを取りに多くの撮影家がいるはず・・・でしたがあいにくの天気で人は僕一人しかおらず。それでも個人的には悪くない写真が撮れたかと。ちなみに中国メーカーの携帯で撮影。
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霞浦はノリの一大産地、砂浜においてある竹はノリの養殖で使うための物。右下はノリの切断機。町に行くと特産品の完成品ノリを食べることができ、中々香ばしく日本料理にも使えそうな味わい。

公共交通機関もタクシーも無いので5キロちょっと歩いて小さな漁村である三沙鎮の街中に到着。漁業や海産物の養殖が非常に盛んなので中々経済が活発な様子でした。

ここで初めて見る不思議な食べ物に出会いました。閩南糊と言いうもので店先でコネコネしているのを見かけたので興味をそそってしまいます。ここは閩北エリアですが閩南エリアの漁師が持ち込んだとの事で閩南糊と呼ばれているようです。
なんだろ、小麦?を溶かしたものに海鮮の具材を大量にぶち込んで熱を加えてコネコネ。店中に海鮮の濃厚な香りが漂っています。フライパンにひいてお好み焼きのように焼く食べ方もあるようですがそのまま食べても美味しいとオヤッさんに言われたのでまず1つ。
ねちゃっと来る食感。口の中に一瞬で広がる大海原の香り。海産物が恐らく5~6種類は入っているかも。今まで中国で食べた海鮮系では断トツ!1700年前から三沙に伝わっているそう。三沙にしか無い食べ物だそうです。これを食べるだけでも三沙に来る価値はあると思います。

今回のお話はここまで。
次回も引き続き霞浦です!
水上集落の見物にいきます!
ではでは!
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