これは2022年2月の出来事。もはや毎年恒例行事となってきている広東省東部への長期旅。昨年と一昨年に続き380キロほどの道のりを爆走していきます。
広東省ではバイクは高速に中々入れてもらえないのでひたすら国道を走っていきます。

以前のブログでも目的地の掲西県概要については結構記載をしているので是非こちらをご覧ください。おなじみ広東では最大規模の客家人が暮らす街でございます。
僕のブログでは以前にも今後も何度も出て来る町なので今回は河婆の町がどうこうという内容は省略したいと思います。

さて、380キロほど国道を走っていると文化や風習の移り変わりだったり穴場観光スポットへ立ち寄ってみたりとのんびりツーリングを楽しむことができます。以前とは別ルートで行ってみました。
予てより行ってみたいと思っていた高潭ソビエトへ立ち寄れたのが収穫でした。以前のブログに登場した中華ソビエト共和国発祥の地・瑞金にも似たような場所です。
ソビエトというのは協議会と言うような意味です。ソビエトと聞くと得体のしれない恐怖心を抱く日本人が多いようですが、元々は恐怖の組織という意味合いはありません。
高潭ソビエトが発足したのはロシア10月革命から10年記念の1927年だそうです。当時の中華民国では各地の農村部でソビエト政府が成立して共産主義を謳うグループが誕生していきました。
やはり色んなものと接している大都市の人間よりも知識量が少ない田舎でソビエトは発足しやすい傾向があるようです。高潭も広東省恵州市東部の山奥にある小さな村です。
90年記念事業でレーニンストリートやマルクス通りなどが整備され再び共産主義を賛美する雰囲気ムンムンになっていてレトロ好きで尚且つ中国のバックボーンを知っておきたい僕には勉強になります。
この辺から動画メインになってしまっているので写真は少なめです。村の雰囲気はムンムン。
写真左に「マルクス主義は中国にあり!」と書いてありますが、中国ではマルクスがロシア人だと思い込んでいるアフォが多いのが面白い。


レーニンストリートには何もありませんが入口にレーニンの生首があります。


かなり無理をしてソビエトテーマパークを作ろうとしているなと感じていますが、今の若い子はマルクス&レーニンなど全く興味が無いと思われるので恐らく流行らない観光地になりそうですね。
近くの廃れて誰も来ないと思われる湖畔リゾートで一服してスワトウ系のモチモチ米皮シュウマイで腹ごしらえをして目的地の掲西県に無事到着です!


今回のお話は以上です。
次回は春節休みの最後3日間を利用し美食を求めて華東エリアの小さな町、常州へ行ってきました!
ではでは!