資格試験の勉強や2社の経営と2社の営業顧問をこなすという5刀流をこなしていたので(ブログもこれを入れて2つ運営しているので厳密には7刀流か?)なので多忙すぎてブログ更新が最近はすっかり不定期化してしまっているのが残念ですが更新は続けていきますよ!
広西チワン族自治区編は今回で一旦はラストにしようと思います。確かに中国各自治体の中では福建省と並び一番行っている回数が多いチワン族自治区ですが全部書いてしまうとキリが無いのでいくつかおすすめスポットをピックアップして紹介をしてきました。
チワン族自治区の概要編は是非こちらをご覧ください。概要を知っているとシリーズも分かりやすくなるかなと思います。
今回のお話は観光スポットではなく国境越えの話です。

中国と国境を接している国は実に多く東から北朝鮮、 ロシア、モンゴル、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、アフガニスタン、 パキスタン、インド、ネパール、ブータン、ミャンマー、ラオス、ベトナムです。チワン族自治区は地図の通りベトナムと国境を接しています。

島国の日本では味わうことができない徒歩で陸路国境を渡ることができます!
橋を一本越えるだけで文字も文化も全く違う世界を感じることができるのも海外旅行の醍醐味です。
チワン族自治区からベトナムへ行くのは比較的簡単なのでおススメです!
外国人が通過できるメジャーな国境は以下2つです。
- 友誼関
- 東興
ロンリープラネットなどで有名なのは友誼関です。
友誼関の通過のしかた
通過方法は至って簡単ですが数パターンあります。
- チワン族自治区中心部の南寧からベトナムのハノイ行きの直通バスに乗る
- 南寧から憑祥までバスで行きタクシーで友誼関の国境まで行き徒歩で国境通過
ハノイは行ったことがある方は多いと思いますので今回は徒歩で国境を越えて国境沿いの小さな町を巡るお話です。
憑祥へは南寧のバスターミナルからバスで3時間少々です。憑祥まで行けばベトナムとの国境はもう目前です。

国境まではバスも出ているようですが本数が少ないのでタクシーで行ってしまいましょう。町から国境までは17キロで30分ほどで到着できます。

国境の渡り方は空港と全く同じ。日本人はベトナム入国はビザ無しで行けるのでパスポートを出せばすんなり入出国は出来ます。中国を出国前に清の時代からある旧友誼関の遺構を見物してみましょう。




国境を超えると中国とは全く違う世界が広がっていて不思議な感覚を味わえます。ベトナム入国後はバイクタクシーなどでドンダンへ向かいましょう。5キロほど10分くらいで到着します。

ドンダンは小さな町ですが国境貿易などで潤っているせいか中々賑やかな街。
縦に細長い住居がベトナムっぽさを醸し出しています。

ドンダンからタクシーか乗り合いミニバスで20分ほど更に南下するとランソンに到着します。

ドンダンとほぼ同じですがこちらの方が町の規模も大きくより賑やか。
住宅地の中に小さな鍾乳洞があるので是非行ってみましょう!多くの巨大蝙蝠が出迎えてくれます。
勿論ベトナムのフォーやバインミーなどもガッツリ食べられます!




続いてもう一つのベトナム行の国境の話。
ベトナム第3の経済圏モンカイへ徒歩で行く
広西チワン族自治区の南西エリアの端っこにある国境の町・東興へ向かいます。
東興への行き方も至ってシンプルです。数パターンありますが以下2パターンかなと。
- 広東省の広州から夜行バスで約10時間(夜9時発朝7時着)
- チワン族自治区中心部の南寧からバスで3時間半ほど
ここでは南寧から出発したケースを想定します。東興の街中にイミグレーション(国境)があります。

バスターミナルからはイミグレーションまでは3キロほど離れているのでタクシーか路線バスで行きましょう。場所を提示しておきます。イミグレは中国語で口岸です。
橋の向こう側はベトナムのモンカイと言う町ですが中国側の東興も国境貿易でかなり賑わっておりますので少しだけ町歩きをしてみるのも楽しいです。
食べ物もちょっとベトナム風なものが多いですね。


中国側の国境ゲートを通過すると一本の橋があって橋を渡ればベトナム側の入国ゲート。
領土を表す石碑が国境ムードを演出していますね。




ベトナム入国後はそのままモンカイの街中です。
こちらも国境貿易で非常に賑わっておりベトナムのホーチミンとハノイに次いでベトナム第3の大きな経済圏を築いているだけあって街中はかなり賑やかです。


モンカイからは世界遺産のハロン湾まで直通バスが出てて4時間ほどで行けるのでお時間がある方は是非トライしてみましょう!
チワン族自治区編はこれでおしまいです!
次回からは大自然+少数民族+お洒落な大都会など見どころ満載な湖南省編!
お楽しみに!
