中国はいろんなところへ行っていますが一番好きなのは第一話でも書いたように黄土高原です。黄土高原とは何ぞや?という話は第一話に書きましたのでこちらもご覧ください。
今回はレンタカーを借りて北の大地を駆け巡ってみたいと思います!
目次:
黄土高原に佇む廃墟群
前回までは歴史遺産探訪でしたが今回は自然と遊びながらロマンを感じる廃墟群を眺めに行くことにしました!郊外にあるのでレンタカーで向かいたいと思います。
外国人にも使いやすいレンタカー会社は【一嗨租车】です。
使い方については過去記事のこちらをご覧ください!
まずは中国でも珍しい黄土高原の上にある火山群へ向かいます。
といっても今回は火山の見物がメインでは無く黄土高原の壮大な風景を眺めながらドライブを楽しんでいました。
すると・・・・偶然県道を走っていると道沿いに何やら興味深い建築物が・・・・
風化した廃村がありました。規模感は大きくなく推定で30~40世帯ほどだったのではないかと思われます。山西省あたりでは結構土で家が作られているのが特徴的です。
風化した大地に中々映えます。
何かゲームの世界に出てくる滅ぼされた村を想像してしまう雰囲気です。
観光地では無いので誰もいないのがまた更に雰囲気を高めてくれますが夜には絶対来たくないスポットですね。
近くにはちょっとした豪族もいたようで小さな古墳群もありました。
岩に挟まれて寺院跡地がちょっとした観光スポットのようなので向かいます。
道路もいかにも北国といった感じでいい雰囲気です。
うーむ。
行き方を間違えたようで寺院跡地の対岸へついてしまったようです。
中々摩訶不思議な寺院ですなぁ。
洪門寺というらしいですがまぁ行く人もほとんどいないと思われます。
ただ岩の間に寺院を作るのは中々ユニークだなと感じます。
特筆すべきは洪門寺近くにある廃墟群です。
ここには一応領主がいたようで明の時代?に小さな土の城があったようです。
大辛庄と言われております。
ここはかなりの見ごたえだったので一応地図をのせておきます。
恐らく明の時代に使われていた政府機関や住居の跡地だと思われます。
中々に冒険心をそそってきますね。
因みにここ一帯は火山地帯なので他の黄土高原とは違い溶岩の石を使ってくみ上げられているのが非常に特徴的でした。
近くの村人が言うにはここが火口だったようです。
地面もよく見ると溶岩が溶け出したようなものになっています。
黄土高原が浸食されてできた摩訶不思議な光景【大同土林】
黄土高原自体先の記事で書いた通り水の流れた色々な要因があって浸食されてできた台地ですが、大同土林はそのなかでも色々な偶然が重なり特殊な地形を形成されているので中々素敵な風景を見ることができます。
観光地としてはそれほど有名ではありませんが、映えスポットとして一部の中国人の間では有名とのことです。
大同市から約20キロくらいの郊外にあり路線バスでも行けるようですがタクシーでも1,000円もしないと思うのでタクシーで行くのが良いと思います。
入場料は1,000円でした。。。。ちょっと高いですよね。。
因みにそれほど大きなスポットでは無いのでじっくり見ても2時間ほどでしょう。
うーん。ベジータとカカロットが戦ってそうな雰囲気がたまらない。
近くでじっくりと夕焼けを見てロマンチックな気分に浸っておりました~
一部始終を動画にしているので是非こちらもご覧ください。
山西省DEスキー
寒冷地である山西省には実は多くのスキー場があります。
中国で比較的有名なのは山西省隣の河北省で多くの人で賑わっていますが、山西省にいくつか穴場のスキー場があるので行っていました。
正直マナーに疑問符が付く人が多いので人の少ないナイターに行きます。
場所は大同市北部の万龍スキー場へ行きました。市街地から近いのでアクセス良好です。
設備も新しくスタッフのサービスも良かったです。
コースは中級~上級まであり誰でも楽しめる設計のようでした。
人工雪ですが現在は技術も改良されており雪質は良かったと思います。
麺王国大同ではこれを食べよう!
まぁ中国自体が基本麺王国なのですが大同では2つ絶対食べた方がいい麺があります。
どちらも一見普通の麺ですが幅広なのが皆さんおなじみ刀削麺です。
中国各地で見られますが大同刀削麺が一番有名です。歯ごたえ抜群でお腹いっぱいになります。
写真右は地元っ子に人気の圧豆麺です。中国人でも中国北部以外の人で知っている人はそれほど多くないと考えられます。その名の通り小麦に豆の粉を練りこんで精製した麺でオーダーと同時に製麺機で作ってくれます。こちらもコシがあるのと豆の香ばしさが最高です。是非皆様にも食べてほしい逸品です。
山西省全体でよく食べられるのが写真右の過油肉です。
一見普通の炒め物か?と思ってしまいますが普通の炒め肉よりも香ばしくうま味が閉じ込められているのでご飯が進みます。
山西省北部~内モンゴルなどでよく食べられるのがシュウマイで広東のシュウマイよりもサイズが大きくこれだけで腹いっぱいです。(個人的には広東省小ぶりなシュウマイが好きですが・・・)
山西省は黒酢も名物なのですがそれを利用した黒酢コーラや黒酢アイス、黒酢ドリンクなど観光客向けの商品が結構売られています。
今回は黒酢ブドウドリンクを飲んでみました(味はノーコメント。旅行の記念で)
真ん中は粟ともち米を合わせて金木犀のタレをかけたものでかなり甘口。しょっぱい味付けが多い山西省では良いアクセントになります。
そして地元っ子が好きな羊雑です。雑は臓物のことですね~臓物スープは中国北部各地にありますが地域によって味はかなり異なります。
大同のはかなりしょっぱい味付けで血合いが多めに入っていました。
日本人には少しなじみにくいかもしれません。
次回は河北省に移動して中国最後の郵便センターを見に行きます!
お楽しみに!