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人生で一度は絶対行くべき中国各省と自治区のスポット~内蒙古自治区編⑥国境越え編

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内モンゴル自治区編も残りラスト2話です。ラスト2回のお話は観光地の紹介と言うよりも楽しい旅行のやり方を紹介する流れになります。


内モンゴルの概要はコチラです。まだの方は是非ご覧ください。概要が分かっていると内モンゴル自治区の話が分かりやすくなるかと思います。


日本国内から海外に出る場合は基本飛行機。時間がある人は船に乗っての旅行になるかと思いますが、外国~外国の場合はもう一つの選択肢として陸路での国境越えがあります。
歩いて国境を渡った瞬間全く違う世界が広がっていくのが陸路国境越えの魅力です。


※陸路国境越えは政策などが結構変わるので自己責任でお願いしますね!

内モンゴル自治区北部のエレンホトと言う国境沿いの町から陸路国境を渡ってモンゴル国へ行くことができます!外国人にも開放されている内モンゴルでも数少ない国境です。

場所はこの辺。


まずはエレンホトへ行きましょう!行き方は前々回の記事に載っているので是非見てね!


国境の越え方いたってシンプルです。日本人であればモンゴル国のビザも不要なのでパスポートがあれば普通にモンゴルへ入国出来てしまいますが、中国側のイミグレーションとモンゴル側のイミグレーションが離れていることとモンゴル側のイミグレーションから町までがかなり遠く、徒歩禁止区域もあるのでちょっと入国にはコツがいります。

まず中国側の国境へ向かいましょう!市街地からは5キロほど。タクシーでも10分そこそこで国境まで到着します。場所はこの辺。


中国側の国境ゲート

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この周辺に乗り合いジープタクシーが結構たむろしています。これに乗って国境越えをします。
料金は一人50元~100元くらいです。モンゴルと中国を行き来できる自動車ナンバーがついているようです。

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まずは一枚目の写真の中国側のイミグレで出国をします。
出国後の中庭でジープを待ちます。

これが中庭。

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ジープが来たらモンゴル側のイミグレーションまで乗せてもらいイミグレーションでジープを降りてモンゴル国への入国手続きをして再びジープに乗り込みます。
(写真はモンゴルから中国へ戻るときの物です。右がモンゴル側イミグレ。左がイミグレへ向かうジープの中)


国境を渡るとそこはモンゴル国のザミンウードです。ジープは好きな場所で降りることはできますが、両替など旅の支度もあると思うのでザミンウード中心部のザミンウード駅でおろしてもらいましょう。

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ここで内モンゴル自治区のモンゴル人とモンゴル国のモンゴル人の大きな違いを目にすることになります。


まずは文字から。左がモンゴル国で右が中国の内モンゴル。モンゴル国はソ連の影響も強くロシアと同じキリル文字を使用しています。内モンゴルは伝統的なモンゴル文字。


僕はモンゴル語ができませんが内モンゴルの方がモンゴル国の方とモンゴル語で話すのは結構恥ずかしかったりすることも多いようです。
と言うのも中国語から借りてきた外来語がかなり多く混ざってしまっておりモンゴル国のモンゴル人にはかなり通じにくかったりすることもあるようです。

なので文字は中国が伝統モンゴル語だが口語はモンゴル国が伝統モンゴル語になっているようですが、モンゴル国のモンゴル語もロシア語から借りてきた外来語が結構あるようです。
言語や文化なんて結構脆弱で政治の影響を受けやすいという事ですね。中々興味深いです。


因みに文化を知る重要な手掛かりである食事も内モンゴルとモンゴル国では結構違ってしまっています。モンゴルはロシアや東欧の影響がかなり強く我流の洋食を毎日食べている印象で内モンゴルは郊外はかなり伝統的なモンゴル食で市内はかなり漢民族の影響を受けています。

モンゴル国の食事。左がビーフシクテク(モンゴル風ハンバーグ)。右がゴリヤシ(ハンガリーのグヤーシュがモンゴル風になったもの)


内モンゴルの食事。左は各種パンやお焼き、粟のヨーグルトあえ。右は羊肉を茹でたもの。その他では羊の丸焼きや羊鍋なども結構ポピュラー。


モンゴルの旅の記録は以前の記事にも書いているので是非ご覧ください。


内モンゴル自治区内のユニークな移動手段として激安小型飛行機に乗って移動するのもおススメ。
ほぼプライベートジェット並みの大きさの飛行機でしかも割と低空飛行するのでゴビ砂漠の絶景を上空から眺めることができます!値段も列車とほぼ同じです!

内モンゴルは交通網が他と比べてあまり発展していないので内モンゴル内を移動する格安路線が多くあるようです。筆者はエレンホトからウランチャブまでの350キロほどを小型飛行機で移動しました。その時の記事はコチラです!


内モンゴル編は以上です!
次回以降は中国で4番目に大きな地方自治体である青海省の一生に一度は行くべきスポットを紹介します!


ではでは!

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